【インタビュー】芸能マネージャー岡島美月「やらない後悔よりもやる後悔の方が絶対にいい」

芸能マネージャー岡島美月「やらない後悔よりもやる後悔の方が絶対にいい」

さまざまな職業で活躍する人に迫るWorker’s file。第37 回は、芸能マネージャーの岡島美月さん。松竹芸能に所属する芸人のマネージャーとして、今大注目の芸人・ヒコロヒーなどをマネジメントする岡島さんに迫ります。

岡島美月(おかじまみづき)
群馬県出身。高校生の時にお笑い芸人にハマり、マネージャーの仕事に興味を持つ。その後、群馬県にある4年制大学の社会情報学部に進学し、卒業後に芸能事務所である松竹芸能株式会社に就職。安田大サーカスのマネジメントを4年間務め、現在はヒコロヒー、河邑ミク、駆け抜けて軽トラの3組の芸人、その他松竹芸能に所属する若手芸人を担当している。

マネージャーは、人と人との関係性で成り立っている仕事

仕事内容を教えてください。

松竹芸能に所属するお笑い芸人のマネージャー業をしています。マネージャー業と一言で言っても幅広くあるのですが、大まかな業務としては、営業、現場対応、スケジュール管理、ライブ制作などですね。私が今メインで担当しているのは、“ヒコロヒー”、“河邑ミク”という女性芸人2名、そして“駆け抜けて軽トラ”というコンビ芸人の計3組です。その他にも松竹芸能に所属する若手芸人を、数名のマネージャーと一緒に見ています。マネージャーの中でも主に営業などを行うチーフマネージャーと、現場対応などを行う現場マネージャーがおり、ヒコロヒーの場合は、私は現場マネージャーとしてテレビの収録現場などに同行しています。現場マネージャーの業務としては、テレビ局でタレントを迎えて、収録までの流れを円滑に行うことが一番ですかね。私の現在の業務的には、現場が8割、デスクワークが2割という感じです。

現在の仕事に就くまでの経緯を教えてください。

もともと小さい頃からテレビが好きで、高校生の時にお笑い芸人にハマったこともあり、ざっくりとではありますが、将来はマネージャーなどの仕事に就きたいと思っていました。しかし、高校生の時の自分には東京に出る勇気がなく、地元である群馬の大学に進学して。就職活動では群馬の企業も受けたのですがなかなか身が入らず、気付いた時には、芸能事務所やテレビの制作会社ばかり受けていました。そこから縁があって、現在の松竹芸能に入社した感じです。就職をしてからは1ヶ月間くらい研修があって、松竹芸能に所属する全タレントの現場に連れて行ってもらい、その後は“安田大サーカス”を担当することとなりました。担当を持ってからは、とにかく現場に行って覚えるという形だったので、チーフマネージャーの仕事を見ながら学んでいきましたね。そのまま、安田大サーカスは4年くらい担当しました。途中から河邑ミクも兼任するようになり、今年の2月くらいから、新たにヒコロヒーと、駆け抜けて軽トラを担当するようになりました。

仕事をする中でのポリシーを教えてください。

“人を大切にする”ということですかね。マネージャーの仕事って、一日の中で新しい人と出会える回数が、他の仕事と比べてすごく多いと思うんです。その数多く出会う一人ひとりを大切にすることは難しいとは思うのですが、やっぱり人と人との関係性で成り立っている仕事かなとも思うので、“人を大切にする”ということはポリシーにしています。

芸能マネージャーを目指す高校生が、今からできることはありますか?

私自身、学生時代にもっといろいろなエンターテインメントに触れておけばよかったと思うことがあります。自分が好きなテレビ以外にも、読書や舞台、ライブなどに触れることによって、もっと吸収できるものはあったかなと思うので、いろいろなエンターテインメントに触れておいた方がいいのかなと思います。

高校生にメッセージをお願いします。

高校生は進路の選択があったり、人生においてターニングポイントとなることが多いと思います。私は高校生の時に東京に出る勇気がなくて群馬に残ったのですが、今考えてみると、一歩を踏み出す勇気も必要だったのかなと思います。やらない後悔よりもやる後悔の方が絶対にいいと思うので、自分がやりたいことがあるなら、一歩踏み出す勇気を持ってください。


芸能マネージャー編

【仮押さえ/バラし】 かりおさえ/ばらし

テレビ番組やイベントなど、確実な日程や出演が決まっていない際に、仮でタレントのスケジュールを押さえること=仮押さえ。反対に、決まっていたスケジュールがなくなること=バラし。スケジュールがタイトなテレビ番組等では、前日までスケジュールが定まらないこともある。

お仕事道具見せてください!

芸能マネージャー岡島美月「やらない後悔よりもやる後悔の方が絶対にいい」

現場用のバッグ、担当タレントの資料
収録等に立ち会う際、タレントの財布や携帯などを入れておくバッグ。さらに、営業の一環として、プロデューサーなどにいつでも渡せるよう、自身が担当するタレントの資料も常に持ち歩いているそうです。