Worker’s file ミュージシャン/ライバー 千野哲太(24)

さまざまな職業で活躍する人に迫るWorker’s file。今号3人目となる第15 回目は、サクソフォーン奏者として新たなミュージシャンの形を追い求める千野さんに迫ります。

Worker’s file ミュージシャン/ライバー  千野哲太(24)

千野哲太(ちの てった)
神奈川県出身。中学校で吹奏楽部へ入学したことをキッカケにサクソフォーンを始める。高校在学中に、第16回Jr.サクソフォーンコンクール第一位に輝く。高校卒業後は東京藝術大学に進み、今年の3月に卒業。全国を回るコンサートはもちろん、17Live(イチナナ)やYouTubeなど、オンライン上で自身の演奏を多くの人へ届ける活動をしている。

たくさんの人に“音楽っていいよね”って思ってもらえるようにするのが僕の夢

ー仕事内容を教えてください。

最近は新型コロナウイルスの影響で活動できていないのですが、サックス奏者として自分のコンサートの活動が主になっていました。もともと大学に入った頃はデパートで演奏をしてほしいや、コンサートをしてほしいだったり、外部からお仕事をいただいていたのですが、いつからか自分のお客さんは企業ではなくて、自分の演奏を聴きに来てくれる人であってほしいなと思い始めて。そこからはそういった仕事を全てやめて、自分が主催するコンサートだけに絞るようになりました。

ー新型コロナウイルスの影響でコンサートができない現在、収益の基盤は何になるのですか?

完全にネットですね。17Live(イチナナ)とYouTubeです。17Live(イチナナ)はライブ配信になるのですが、演奏をしてそれに対してリスナーの方が“ギフト”と呼ばれるプレゼントを贈ってくれるという仕組みで、お金が入ってきます。YouTubeは広告収入ですね。もともといつかはお客さんが会場に足を運ばない時代が来るだろうなとは思っていて、ライブ配信はいつか来るだろうと思っていました。去年車で日本一周をしたんですけど、その活動を見た17Live(イチナナ)の人が声をかけてくれて、去年の9月からスタートした感じですね。

ー千野さんが思うライブ配信の魅力を教えてください。

やっぱりその場でコールアンドレスポンスがあるというのが一つの魅力だと思います。音楽を聴いたり奏でたりするのは生が良いというのは、誰もが思っていることで、僕も実際にそれが一番良いとは思うんですけど、ライブ配信だからできることってあると思うんです。その中でやっぱりライブ配信というのは、生のコンサートと違ってリスナーの顔は見えないんですけど、画面を通して会話ができたりとか、距離はすごく近いんですよね。生のコンサートだと、自分が演奏する音楽に対して歓声が上がったり拍手が起こったりするんですけど、ライブ配信は自分の演奏はもちろん、トークに対しても会話ができるので、距離が遠いように思えて近いというのが魅力だと思います。

ー17Live(イチナナ)のライバー総勢123名がテレワークで演奏する「We can Music Project」について教えてください。

僕と野田佳幹さんというライバーの方で起ち上げたのがこの「We can Music Project」です。もともと、4月の中旬くらいに17Live(イチナナ)のイベントでリアルなライブがあったんですけど、新型コロナウイルスの影響で中止になってしまって。その代わりに何かできることがないかなと考えた時に、今はテレワーク動画が流行っているから、みんなでできたら面白いなと思ったんです。そこから、シンガーは野田佳幹さんから声を掛けて集めてもらって、楽器の人たちは僕が声を掛けて。リスナーの方がダンサーの方に声を掛けてくださって、最終的には123人のライバーが参加してくれました。

ー今後、どういったミュージシャンになりたいですか?

ひたすら自分がやりたいことをやり続ける人でありたいです。全国を旅しながら17Live(イチナナ)をやって、それが収益になり、ゆくゆくはそれで生活をするのもいいなと思っています。そういう生活をしながら全国の学校やいろいろな施設で音楽を届けて、たくさんの人に“音楽っていいよね”って思ってもらえるようにするのが僕の夢ですね。

お仕事言葉辞典>>>ミュージシャンライバー編

【ギフト】 ぎふと

17Live(イチナナ)内でリスナー(視聴者)がライバー(配信者)に贈るプレゼントのこと。ギフトを受け取ったライバーは17Live(イチナナ)内で使えるポイントに還元したり、現金に換金することが可能。

お仕事道具見せてください!

Worker’s file ミュージシャン/ライバー  千野哲太(24)

サクソフォーンとスマートフォン

サクソフォーンと、配信に欠かせないスマートフォン。ライブ配信をする際は特殊なマイクなどは使用せず、スマートフォン内蔵のマイクを使用するそうです。



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