Vol.9 トルコ共和国編!大きな橋で結ばれていることから「アジアとヨーロッパの架け橋」とも呼ばれて、1年を通してさまざまな景色を楽しめるのが特徴の国・トルコを紹介!

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さまざまな国の文化や生活を紹介し、海外について知ってもらう企画『YTJP海外ナビ』。昨年度掲載していたYTJ誌内の企画“YTJP留学ナビ”が、今号から“YTJP海外ナビ”へリニューアル! 留学はもちろん、さまざまな理由で海外で暮らす方に話を聞き、海外での暮らしや文化を、いろいろな角度から紹介していきます。リニューアル1回目となる今回は、トルコ共和国・イスタンブールに留学したルヤさんに、トルコに留学した経緯や、思い出の味について話を聞きました。

 vol.9 トルコ共和国 Republic of Türkiye

トルコ国旗

トルコ位置を示した世界地図

首都 アンカラ
面積 78万576㎢ *日本の約2倍!
人口 約8,566万人(2024年 トルコ国家統計庁)
公用語 トルコ語
通貨 トルコリラ(1トルコリラ=3.5899円〈2026年3月27日現在〉)

アジアとヨーロッパにまたがっており、大きな橋で結ばれていることから「アジアとヨーロッパの架け橋」とも呼ばれている国・トルコ。四季がはっきりしていて、1年を通してさまざまな景色を楽しめるのが特徴です。また、日本人にも馴染みのあるケバブや、トルコアイスなど、世界三大料理の一つでもあるトルコ料理も有名! 気球ツアーで人気のカッパドキアをはじめ、ブルーモスクやトプカプ宮殿など、歴史を感じられるスポットが多く、多くの観光客が訪れる国です。

Ruya’s life in Türkiye

Ruya's life in Türkiyeメインビジュアル

ルヤさん(高校3年生)
留学期間:2025年7月〜2025年10月

トルコに留学した理由を教えてください。

私はトルコ人の父と、日本人の母をルーツに持っています。しかし私は日本で生まれ育ったため、トルコという国について全く知らなくて。改めてトルコについて知りたいと思い、留学することに決めました。留学するにあたり、私は絵を描くのが好きで将来は芸術家になりたいので美術を学びたいと思って。トルコはタイルなどの雑貨や、トルコじゅうたんなどが有名ですが、その他に水の上に垂らした絵の具を紙に写す「マーブリング」に似た、トルコ独自の筆を使わない絵の表現方法「エブル」というものがあるんです。そういった表現技法や、トルコの歴史的建造物、美術工芸品などから、美術の歴史を学術的に学ぼうと考えました。

突然のインタビューで伝統衣装を着ることに!
トルコの民族衣装

 
トルコで有名なドラマの聖地に行った時に、偶然インタビューを受けることになりました。その時に、ドラマで使われた伝統衣装を着させてもらって。撮影用なので簡易的に作られていたので、着るのは簡単でした。ただすごく動きにくかったです(笑)。またトルコの高校には、日本のような制服がなくて、現地の学生に「日本が羨ましい」と言われました。トルコの女性は、肌を見せないようにスカーフを巻く人が多くて、何枚も重ね着している人が多かったです。

建物や雑貨など、気になったものはひたすら観察&調べる!

実際にある歴史的建造物や美術工芸品をひたすら観察して、気になった模様などがあったら、インターネットや本で調べたり、美術について学んでいるホストシスターに教えてもらったりしました。模様が生まれた意味や建造物が建てられた意味を、歴史的観点から研究し、そこから美術がどう発展していったのかを自分なりに分析・解釈し、自分の作品に取り入れていきました。私は、世の中に出回っている作品って、他人の目に留まるポイントが絶対あると思っているんです。自分が将来作品を作る際に、いろいろな人の目に留まってほしいと思い、さまざまなものを観察して勉強していました。

魅力
愛国心のあるトルコ国民

1番はトルコ国民の温かさ! トルコ人は本当に気さくで、困っている人がいたら初対面の人でも「何があったの?」と話しかけてくれるんです。トルコ人の優しさは、各家庭で自然に教えられてきたことらしくて。留学中、心細かった時にたくさん救われました。あとトルコ国民は、愛国心があって、芯の強い人が多いなと感じました。トルコでは、家はもちろん、学校や公共施設、モスクなど至るところにトルコ国旗が飾ってあるんです。トルコ国民がトルコのことを愛している象徴だなと感じました。
トルコの街並み

毎回色鮮やかな食卓!
美味しかったトルコ版ピザ“ラフマージュン”

トルコ料理は、世界三大料理の一つとしても有名です。お世話になったホストファミリーには「ルヤが留学中に食べたトルコ料理は、トルコ料理のほんの一部にすぎない。トルコ人の私たちが知らない料理も数えきれないくらいある。それがトルコ料理よ」と言われました。
トルコでは家族全員で家でご飯を食べるのが当たり前で、留学中は基本的にホストファミリーが料理を作ってくれていました。カッパドキアに住むホストファミリーのおばあちゃんが来た時の食卓には赤、緑、白と色鮮やかな料理がズラリ! 1番美味しかったのは、“ラフマージュン”というトルコ版のピザのような料理。薄い円形のパン生地に、レタスやトマト、玉ねぎを入れてレモンをかけて巻いて食べるのですが、写真を撮るのを忘れるくらい美味しくて感動しました!あとは、トルコチャイが有名です。トルコでは、カフェやベーカリーがチャイを届けてくれるサービスが無料であって。私は髪を切った時にも、トルコチャイを届けてもらいました(笑)。

トルコ料理
トルコ料理

トルコ料理

留学最終日の、ホストマザーの手作り朝ご飯。サラダやオリーブ、チーズなどが並んだほか、もちもちの生地にひき肉と香辛料を包んで揚げた料理が出ました。トルコの食卓は色鮮やかで、絶対に一色のみでできている料理はなかったですね。
発見

トルコ人に親しまれている
チューリップ模様の起源に迫る

トルコのチューリップ模様

トルコはチューリップが有名で、イスタンブールの街中には、家の模様や、じゅうたんなど、いろいろなところにチューリップの模様が溢れていました。実はそのチューリップ模様が、トルコの美術史においてとても大事で。昔、宮廷に絵を描く宮廷絵師という職業の人が、ある宮廷の壁に絵を描くことになった際に、皇帝が好きだったチューリップを描いたのが始まりと言われているそうです。そこからチューリップが多く描かれるようになり、チューリップをはじめとるする植物文様が広まっていったと言われています。留学当初からチューリップがたくさん描かれているなと感じていましたが、よく見ると現在のチューリップの形と違うなというひらめきから、その歴史に辿りつくことができて面白かったです。

文化

どの家庭にもトルコじゅうたんが敷いてある!

住居では日本との違いはあまりなかったです。靴は脱ぐし、リビングや洗面台、お手洗いも家の中にありました。ホストファミリーの家はアパートだったので、お風呂とトイレが一緒のユニットバスでしたね。家の中で発見したことでいうと、どの家庭にも綺麗な模様のトルコじゅうたんが敷かれているのが印象的でした。