Vol.7 フィリピン共和国編!7,000以上の島から構成され、アジア屈指のリゾート地・セブ島があることでも有名なフィリピン共和国の魅力を紹介!

さまざまな国の文化を紹介し、海外や留学に関する情報を提供する「YTJP留学ナビ」。第7回は、7,000以上の島から構成される国・フィリピン共和国。アジア屈指のリゾート地・セブ島があることでも有名です。日本各地の空港から直行便が出ており、アクセスも抜群! また公用語が英語であり、欧米と比較すると低コストで留学できるため、英語を学びたい人にもオススメです。旅行・留学どちらの面でも楽しめる国・フィリピンについて紹介します。

 vol.7 フィリピン共和国

Vol.7 フィリピン共和国編!7,000以上の島から構成され、アジア屈指のリゾート地・セブ島があることでも有名なフィリピン共和国の魅力を紹介!

太陽から放射される8本の光は、スペイン統治に対して最初に反抗した8つの州を、3つの星はフィリピンの主要な島々を表しています。また、世界で唯一、国家の状況に応じて掲揚方法が変わるフィリピンの国旗。平和時は青色が上にくるように掲揚しますが、戦時は赤色を上にして掲揚するように決められています。もし他国が国旗を掲揚する際に上下を間違えると国際問題になりかねないため、向きには注意が必要です。

Vol.7 フィリピン共和国編!7,000以上の島から構成され、アジア屈指のリゾート地・セブ島があることでも有名なフィリピン共和国の魅力を紹介!

首都 マニラ
面積 約29万8,170㎢
人口 約1億903万人(2020年フィリピン国勢調査)
公用語 フィリピノ語、英語
時差 1時間
通貨 フィリピン・ペソ(1フィリピン・ペソ=2.65円〈2025年12月19日現在〉)
成人年齢 18歳

リゾート地・フィリピンが持つ、スペイン統治時代の街並み

7,000以上の島々を有するフィリピン共和国。地域によって気候が異なりますが、マニラやセブなどの主要都市では、年間の平均気温が27℃前後と高め。気候は雨季と乾季に分かれており、特に6月〜11月の雨季には、短時間で凄まじい量の雨が降るのが特徴です。リゾート地のイメージがあるフィリピンの中には、石造りの建物や教会など、スペイン統治時代に建てられた建造物も多く残されています。世界遺産に登録されている教会もあり、マニラにあるサンアグスチン教会はフィリピン最古の石造りの教会として有名。また、ルソン島北部にある世界遺産“ビガン歴史都市”も、スペインの建築技術を用いた建造物が多く建ち並ぶ人気のスポットです。

フィリピンの教育制度って?

フィリピンの義務教育は幼稚園から始まり、幼稚園1年・小学校6年・中等教育6年の計13年間が義務教育期間として定められています。新学期は6月から始まる4学期制で、春休みや冬休みがなく、長期休みは4月と5月の夏休みのみ。学力に応じて飛び級が認められています。国語はフィリピノ語ですが、幼稚園から英語教育が始まり、小学校高学年からは英語中心の授業となるため、ネイティブレベルの英語が話せる人が多いそうです。

JAPAN▶︎▶︎▶︎Republic of the Philippines 留学した学生にインタビュー

✈️フィリピンに留学 ✈️
長志保さん(高校3年生)
留学期間:2023年7月30日〜8月19日

Vol.7 フィリピン共和国編!7,000以上の島から構成され、アジア屈指のリゾート地・セブ島があることでも有名なフィリピン共和国の魅力を紹介!

–フィリピンに留学した理由を教えてください。

私は環境問題に興味があり、探究テーマを環境汚染に決めて留学先を探していました。留学先ではボランティアをしたかったのですが、高校生が参加できる留学プログラムがあまりなくて。調べていく中で、トビタテ!を利用してボランティアができる留学プログラムを見つけたんです。環境汚染について探究できる留学プログラムはなかったのですが、貧困問題にも興味があったので、貧困問題をメインにしていたプログラムでフィリピンに留学することにしました。このプログラムの留学先はフィリピンと決まっていましたが、活動内容は自分で自由に計画できたので、ボランティアをしたかった私にぴったりなプログラムでした。

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–探究テーマである環境汚染に興味を持ったきっかけを教えてください。

私は小学6年生の時に、短期留学で3週間オーストラリアに行きました。2019年の時だったのですが、当時からオーストラリアではSDGsの認知度が高くて。ホームステイ先のホストファミリーも1人1本自分のストローを持っていたり、飲食店では紙ストローが普及していたりと、環境問題への取り組みの差が日本とあることに驚きました。現地の学校でも、同い年の男の子が自主的にプラスチック削減についてのポスターを作っていて。“同い年なのにやっていることが全然違う”と社会問題に対する意識の違いを幼いながらに感じたことを覚えています。当時の日本ではSDGsの認知度が低かったのですが、それをきっかけにSDGsを意識するようになり、環境問題にも自然と興味を持ち始めました。

–留学中はどのような活動をしていたのですか。

フィリピンの子どもたちに日本のお菓子を配ったり、シャボン玉や折り紙をして一緒に遊んだり、算数や日本語などを教えてあげました。特に小さい子はひらがなで名前を書いてあげると喜んでくれましたね。探究活動の環境汚染という点では、留学にあたり事前に調べる中で、フィリピン人はゴミのポイ捨てに抵抗がない人が多いことがわかって。それなら“ポイ捨てはしてはダメだ”と子どもたちの意識を変えようと思い、スラム街に住む子どもたちに分別の仕方を教えました。分別を教えた後は実際にゴミ袋をチームごとに渡し、スラムに落ちているゴミを自分たちで集めてきて分別する活動をしました。また貧困問題については、スラム街で暮らしている家庭に毎日訪問してインタビューをしたり、住んでいる環境を見学させていただきました。

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–環境汚染を探究するにあたり、セブ島はどういう場所だったのでしょうか。

私はセブ島の海とショッピングモールに行ったのですが、やっぱり観光客がいる海にはゴミがなかったですし、ショッピングモールには分別するためのゴミ箱があったりと、掃除が行き届いていました。ただショッピングモールを一歩出ると、すぐ近くの道にゴミが落ちていて。実際にボランティアでスラム街に炊き出しに行った時に、ジュースを袋に入れて渡すのですが、飲み切ったジュースの袋をその場で投げ捨てている子どもの姿を見ました。その出来事から子どもたちにゴミの分別を教えることを思いつき、実際に分別を教えた後の炊き出しではポイ捨てが減ったなと感じましたね。

–テーマについて探究する中で驚いたことはありますか?

タクシーに乗っていても、信号で止まった瞬間に子どもが物乞いをしてきたり、窓ガラスを叩く子もいました。支援活動で行ったスラムや集落では、金品を盗まれた方もいたりして。現地の子どもと日本文化で交流を深めても、帰る時にお菓子やお金を要求されたりと、せっかく子どもたちと仲良くなれたと思っていたのでとてもショックを受けた出来事でした。

–探究活動で学んだことはありますか。

私自身フィリピンに留学に行く前は、フィリピンは語学留学やリゾートというイメージがありました。しかし授業でフィリピンの貧困問題や環境問題について学び、実際にその状況を目の当たりにしたことでしか感じられないことがあって。スラム街にはあちこちにゴミが落ちていて、実際に行くと悪臭がすごいんです。そういうのはネットで調べただけではわからなくて、現地に行き自分の目で見ることで得られる経験だと思いました。実際のリアルな状況を五感で感じられたことで、国としての問題の重大性を実感し、解決しないといけない問題だということを再認識させられました。留学を通してより今回のテーマに興味を持ちましたね。

–留学してよかったことはありますか?

現地の子どもたちがいろいろなことに興味津々で、私たちが用意した活動をめいっぱい楽しんでくれたのが思い出に残っています。あと、スラム街の家庭に毎日訪問させていただいたのですが、インタビューに協力してくれたお母さんがみんな「子どもが毎日幸せなら私も幸せ」という風に言っていたのが印象的で。お金がなく生活が不安定でも、子どもたちもお母さんも全員が幸せに感じている様子がインタビューから伝わりました。実際に調べてみるとフィリピンは過去に世界の幸福度ランキング3位になったことがあって。お金だけが幸せじゃなく、どんな状況でも幸せを探すことができる国民性が魅力的だなと感じました。

Vol.7 フィリピン共和国編!7,000以上の島から構成され、アジア屈指のリゾート地・セブ島があることでも有名なフィリピン共和国の魅力を紹介!

–留学中に思い出に残っていることはありますか?

探究活動以外の時間はリゾートをめいっぱい楽しむことができました! 1日だけ完全オフの日があったので、その日はプログラムの方が用意してくれたジンベイザメと泳げるツアーに参加しました。そのほかはショッピングモールでショッピングを楽しみました。でも実は留学中に2回食中毒になってしまって。一度目はスーパーで売られていたカップフルーツを食べて発熱し、2回目はナイトマーケットで食べたお肉でお腹を壊しました。2回目の時は、無性にお肉が食べたくなって、危険だなと思いつつ食べたら次の日に本当に食中毒になってしまい、私の人生で一番お腹が痛かったです(笑)。今となっては、“生きて帰って来られたんだからいいか”と笑えるくらい、いい経験だったなと思います。

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–留学を通して成長したところを教えてください。

自分自身の興味がかなり増えたことです。留学に向けて事前に調べて貧困問題に対して理解したつもりでいましたが、実際の現状を見て、これまで以上にこの問題にしっかりと取り組んでいき、知識や経験を活かしてたくさんの人に知ってもらったり、ボランティア活動をして支援していきたいという明確な目標を設定することができました。この留学は自分の人生の方向が大きく変わったきっかけになったと思っています。実際にこの経験を通して、貧困問題と環境汚染問題の2つの側面に取り組むP2(ピー・スクエア)という学生団体を立ち上げたんです。この活動をしようと思ったのも今回の留学の経験からですし、参加してくれている仲間も現地で出会った友達や、トビタテ!の壮行会でテーマを共有した仲間なので、この留学が人生を変えてくれました。

–留学に興味にある人へメッセージをお願いします。

留学という経験が私の人生に大きな影響を与えてくれました。フィリピンへの留学は、仲間に出会えるきっかけや、自分の興味関心を深掘りできる機会になりました。留学をすることでその国の文化の中で興味のあるものが見つかることがあると思うので、ぜひ高校生のうちに留学して興味関心を深めてほしいなと思います。そして留学をしないと体験できないことや、見ることができない光景が必ずあります。特に環境問題や社会問題に興味のある人はぜひ実際に現地に行って、その問題を体感してほしいです。

💡長さんが在籍する ぐんま国際アカデミー
公式HP:https://www.gka.ed.jp/

※インタビュー対象者は、トビタテ!留学JAPANの派遣留学生です。

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