【インタビュー】冨岡愛「高校時代に聴いていた曲って、街のどこかで流れていたら当時をふっと思い出す。私をみなさんの懐メロにしてください」

自身初となるプロデュース楽曲『グッバイバイ』が、Spotifyアジア6カ国でバイラルチャートTOP10入りを果たし、今最も勢いがある現役女子大生シンガーソングライター・冨岡愛。2月14日には3曲目となる自己プロデュース楽曲『恋する惑星「アナタ」』をリリース! プロデュースにかける想いや、新曲について話を聞きました。

【インタビュー】冨岡愛「高校時代に聴いていた曲って、街のどこかで流れていたら当時をふっと思い出す。私をみなさんの懐メロにしてください」

冨岡愛
2002年10月6日生まれ。2021年に優里が審査員を務めた「ネクストブレイクシンガー発掘オーディション」で1位を獲得し、優里が作詞作曲した『ラプンツェル』を配信。2023年9月にリリースされた初プロデュース楽曲『グッバイバイ』がアジア6カ国でSpotifyバイラルチャートTOP 10入りを果たし、国内外の同世代から支持されている。自身3曲目となるプロデュース楽曲『恋する惑星「アナタ」』が絶賛配信中。

—『グッバイバイ』で初めて自己プロデュースした時の気持ちを教えてください。
昨年9月にリリースした『グッバイバイ』は、2022年の夏以来1年ぶりにリリースした曲です。この曲はリアルな恋愛の曲を書きたいなと思って作詞作曲した曖昧な片思いを歌った曲です。2022年の『ラプンツェル』以降、作詞作曲を全部任せてもらう機会が少なくて。『グッバイバイ』で初めて自分でプロデュースすることになり、ジャケ写やアレンジの音ひとつまで作りこみました。この曲を作詞する際に英語に触れて育ってきた自分のルーツや、みんなが共感してくれそうな詩を自分の心を裸にして書くのが私の音楽のスタイルだと気づいたんです。『グッバイバイ』前の曲と比べたら、歌詞の系統も音も違うんですけど、“自分はこういう路線なんだろうな”と自分のことを見つめ直す良い機会になりました。

—音楽アプリのランキングにて、アジア6カ国でTOP10入りした時の反響はどうでしたか。
今までのMVの中でも数字の伸びが違って、特にSNSが急激に伸びたなって思いました。曲に対してのコメントも、前の曲と比べると増えたので嬉しかったです。

—今後プロデューサーとして挑戦してみたいことはありますか?
正直、手探り状態で何が正解かわからないんです(笑)。でも、今後自分でプロデュースするにあたって、MVにもこだわりたいので、監督ではないけれど、具体的な案を出していけたらなって思っています。それこそ『グッバイバイ』では、メロディーのアレンジやリズム帯などこだわりを持って、考えを伝えていて。MVの方は、アングルや画角については伝えたりして、MVの最後におまけみたいな感じでアクシデントシーンを入れています。暗いメッセージの詞だったので最後はライトに終われたらなって思って入れたんですけど、自分のキャラクターにも合っていると思うので、今後も続けていきたいです。なので、もっとMV制作もアレンジも挑戦してみたいと思っています。

2月14日にリリースされた『恋する惑星「アナタ」』はどんな楽曲ですか?
この曲は、付き合っていても不安は消えないというテーマで詞を書いていて、好きな人を惑星に例えている不思議な世界観のある曲になっています。周りの人の話を聞いていても、付き合ったからと言って、不安が消えるわけではなくて、女の子の方が“私の方が好きかもしれない”って思うことが結構あると思うんです。これまで『グッバイバイ』みたいな曖昧な片思いを歌っている曲が多かったので、1曲くらい付き合っていて“好き”って気持ちを素直に言える曲を書けたらなって思い作詞しました。

—冨岡さんの中で印象的な歌詞はありますか?
2番のサビ『恋する惑星「アナタ」に連れて行かれたみたいね あなたの重力を感じながら ひとりでポロポロ泣いているわ』っていうフレーズがあるんですけど、ここで相手を惑星に例えているフレーズが自分らしいんじゃないかなって思っていて。付き合っている上で、お互いの気持ちのバランスがアンバランスになっていく時期があると思うので、そういう気持ちをうまく書けたらなって思って書いた部分です。

—冨岡さんはどうやって歌詞を考えているんですか?
作詞作曲するときは、自分の経験、他の人の経験も含めて書いているので、テーマに沿って書くことが多いです。『恋する惑星「アナタ」』に関しては、歌詞とメロディーを同時に作ったので、ギターを弾きながら歌詞を書きました。また、歌詞を書く上で“言葉遊び”は意識していて。『グッバイバイ』でいうと「Eyeと愛」など歌詞カードを見ながら聴いたら、「こういうところに掛けているんだ!」って宝探しみたいに思ってもらえるように意識して書いています。

—恋する高校生に声をかけるならなんて伝えますか?
「恋する高校生」っていいですね(笑)。当たり前だけど年は絶対とっていくもので、10代の時の思い出って10代の時にしかなくて。きっと高校生の間しかできない恋愛やその時にしか感じられない感情があると思います。そういう感情に出会うために、全力で高校生活を過ごしていってほしいなと思います。そして、恋をして、付き合えたけど寂しいなって思っている時、きっと悩みを抱え込んでしまうことがあると思うけど、そういう時に『恋する惑星「アナタ」』を聴いてほしいです。

—冨岡さんはどういう高校生でしたか?
高校時代はめっちゃ楽しかったです! すでにギターを始めていたので、部活は入らず、帰宅後はずっと曲を書いていました。高2から作詞作曲を始めて、ストックで80〜90曲は書きました。今は恋愛の曲が多いんですが、実は恋愛曲を書き始めたのは大学生になってから。それまでは、恋愛もありつつ、友情の曲、友達に向けての曲、片思いの曲などいろんなジャンルの曲を書いていました。

—冨岡さんの人生を変えた1曲を教えてください。
マイリー・サイラスの『The Climb』です。小学校の時、ディズニー・チャンネルで放送していたマイリーが出演していた『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』という歌手になりたい女の子のドラマが好きで。そのドラマでマイリーが歌っている『The Climb』を聴いて、生まれて初めて“自分も歌いたいな”って思ったんです。歌詞を直訳すると、山に登っている途中で負ける戦いもあるし、勝てる時もある、とりあえず登り続けてみようという曲。この曲は、自分のやりたいことが見つかった一曲でもあり、勇気をもらえる曲でもあります。

—冨岡さんが気合を入れたい時に必ず聴く曲はありますか?/strong>
先ほどの『The Climb』は一回聴くんですけど、それ以外だと映画『The Greatest Showman』で歌われている『A Million Dreams』です。私は15歳までオーストラリアにいて、高1の頭くらいに日本に来たんですけど、その時のお別れ会で友達みんなが歌ってくれた曲です。聴くたびに当時の思い出が蘇ってくるので、緊張している時や頑張ろうって時は友達を思い出しながら聴いています。

—2024年の目標はありますか?
今年は昨年より曲を書いて届けていきたいです!

—高校生にメッセージをお願いします。
高校時代に聴いていた曲や友達とカラオケで歌っていた曲って、今でも街のどこかで流れていたら当時をふっと思い出すと思うんです。私をみなさんの高校時代の懐メロにしてもらえたらなって思います。いっぱい聴いてください!

RELEASE

ニューデジタルシングル
『恋する惑星「アナタ」』

NOW ON SALE!!

【インタビュー】冨岡愛「高校時代に聴いていた曲って、街のどこかで流れていたら当時をふっと思い出す。私をみなさんの懐メロにしてください」
2月14 日に配信開始された『恋する惑星「アナタ」』。好きな人を惑星に例えて歌った、中毒性のあるラブソングになっている。

冨岡愛 INFORMATION

公式サイト

https://lit.link/aitomioka