3年ぶりのニューアルバムをリリースしたBENIの魅力に迫ります

―11月28日にリリースされたアルバム『CINEMATIC』はどのような作品になっていますか?

約3年振りとなるオリジナルアルバムです。この3年間たくさん曲作りをしてきたのですが、今回のアルバムにはそのなかから選ばれた楽曲たちが収録されています。アルバムに入る候補の曲を並べた時に、全曲共通して強いコンセプトを持っていたんですよね。もともと個人的にも映画が大好きで、違うアングルからの表現の仕方とか、何かを考えさせられるような結末とか、そういった要素をアルバムに落とし込みたいと思って、決まったコンセプトが“映画”だったので『CINEMATIC』というアルバムになりました。

―1曲1曲違う映画を観ているような感覚になりました。

それぞれの曲で、その曲の主人公になったような気持ちでレコーディングに臨みました。どういうキャラクター設定で、どういう声で歌ったらいいのかというのは、全体を通してというよりも1曲単位で作り上げました。だから声質とか歌いまわし、表現の仕方は1曲1曲で結構違うと思います。私が主人公になるという気持ちで、その曲のキャラクターに入り込んでいきましたね。今回の作品はそういうちょっとした装飾がポイントかなと思います。

―MV3部作として公開された『Chasin’ feat. IO』、『PULLBACK』、『Last Love Letter』は、まるで映画のようなMVが話題になっていますが、このMVはどのように制作されたのですか?

今回は映像にもすごくこだわりました。まずは『Chasin’ feat. IO』をベースに、内容がリンクするようなストーリーのMVを考え始めました。いろいろな曲をレコーディングしていたので、『Chasin’ feat. IO』から生まれるアイデア、ストーリーの流れを考えていくうちに「『PULLBACK』がここにハマるね」とかっていう流れになって。「最後は『Last Love Letter』で締めたいね」っていうのは、MV制作と同時で考えていった感じです。だから映像のために作り上げたというよりも、もともとあった曲たちを、どうやってMVにハメていくかという流れでした。

―楽曲のみで聴いた印象と、MVの映像を観ながら聴くのとでは印象がガラッと変わったのですが、そういった狙いもあったのですか?

まさにありました。やっぱり楽曲に映像がくっつくと、その曲への入り方が全然違うじゃないですか。いわゆる映画の挿入歌とかも、もともとずっと聴いていた曲でも、その映画のなかで流れるシチュエーションとかで、印象は変わるものだと思っていますし。だから今回は普通に曲をリリースして“あとはご自由に”というのではなくて、敢えてそこにドラマをくっつけたんです。それもすごく極端な表現をしてみたりとか。私も実際そういう衝撃的なシーンが好きなので、そういった新しい聴き方、見方をしてもらいたくて、こういったMVを制作しました。

―アルバム『CINEMATIC』を引っさげて行われるツアー『BENI“CINEMATIC”LIVE TOUR 2018-2019』はどのようなライブになりそうですか?

本当にいろいろなシーンやキャラクターが登場するアルバムなので、一つ一つをもとのイメージ通りに表現していったらとんでもないことになりそうで(笑)。それを一つのステージに落とし込むこと、どうやって皆さんに届けるのかを今絶賛考え中です(笑)。演出だったりとか、目でも耳でも楽しめるようなことは考えているので、今までにないライブにしたいなと思っています。あと今回のツアーはライブハウスもあればホールもあったり、全然違う会場の空気感があるので、同じツアーのなかでもまた違った見え方ができると思います! 年末年始をツアーでまたぐというのはこれまでなかなかなかったので、今までとはまた違う空気感になりそうで楽しみです。

―ファンの皆さんにメッセージをお願いします。

いつも応援してくださってありがとうございます。大変長らくお待たせしました。やっと3年振りのオリジナルアルバムをリリースすることができました。本当に映像も音も一つ一つにこだわって作っているので、是非パッケージとしてフルに浸ってエンジョイしていただけたら嬉しいです。

YTJ読者の高校生がMV3部作のMusic Videoをレビュー!

『Chasin’ feat. IO』
とても意味深な始まり方で一気に曲の雰囲気に引き込まれました。表情などから感情の移り変わりを感じられて、観ながらドキドキしてしまいました。BENIさんがとても美しくて、ついつい見とれてしまいました!
[こはる・高3]
美しさや可憐さのなかに不気味さがあるMVだと思いました。スローテンポな曲が大人っぽくてかっこいいです。互いに想い合っている男女2人の幸せそうな顔が印象的で、ときどき見える切なそうな表情も気になりました。
[ゆりえ・高2]
『PULLBACK』
シンガーとは思えないBENIさんの演技的な表現力にびっくりです。特にすれ違いが始まったカップルのシーンは観ていて心が痛くなります。海外の映画を観ているような気分になれるMVだと思いました。
[さな・高3]
映画のような始まり方なので、これから何が始まるんだろうと思いました。MVに登場するカップルには何があったのだろうと考えさせられる内容です。終わり方がドラマチックで続きが気になりました。
[ななこ・高3]
『Last Love Letter』
『Chasin’ feat. IO』、『PULLBACK』のMVを経て観るとまた印象が変わってくると思いました。曲からもMVの映像からも切なさが伝わってきます。暗闇のなかで歌っているBENIさんがとても印象に残りました。
[ちさき・高3]
とてもドキドキする展開のストーリーです。結末は観る人によっていろいろな捉え方ができると思います。3本のMVを通して、1本の壮大な映画を観終わった気分になり、MVとしては新しい感覚で楽しむことができました。
[さえ・高2]

RELEASE
10th ALBUM 『CINEMATIC』NOW ON SALE!!
BENIの約2年振りとなるオリジナルアルバムは、自らの人生を映画にたとえ、その主役・監督としてのBENIが息づく日々の物語を音楽で表現した一作となっている。

【初回限定盤(CD+DVD+フォトブック)】
UMCK-9976¥4,200(+tax)
【通常盤(CDのみ)】
UMCK-1611¥3,000(+tax)

CD収録曲(全13曲)
01. Intro / 02. Cinematic feat. SARA-J / 03. MONEY / 04. Chasin’ feat. IO / 05. S.U.K.I. / 06. Got A Feeling / 07. CRY / 08. Arigato / 09. PULLBACK / 10. CANDY / 11. No one else like you feat. Michael Kaneko / 12. Last Love Letter / 13. READY25

LIVE
BENI “CINEMATIC” LIVE TOUR 2018-2019
■2018.12.14(金)
【宮城】仙台darwin
■2018.12.16.(日)
【岡山】CRAZYMAMA KINGDOM
■2018.12.22(土)
【愛知】名古屋ボトムライン
■2018.12.23(日)
【北海道】札幌PENNY LANE24
■2018.12.29(土)
【福岡】DRUM LOGOS
■2019.01.05(土)
【東京】日本青年館ホール
■2019.01.12(土)
【大阪】NHK大阪ホール

WEB-SNS
公式サイト☛http://www.benibenibeni.com/
Twitter☛@BENI098
Instagram☛Benibooo
BENI公式チャンネル☛https://www.youtube.com/channel/UCp4JY_QaV_RkOfSSOMoy9AA