YTJ learning ためになる雑学 2018年11月号

  • 投稿カテゴリー:教育

知っていると、ちょっとはためになる雑学。
立冬を迎える11月にちなんで、冬にまつわる雑学を紹介します。

静電気を回避する方法とは?
金属に触れる時や洋服の着脱時などに発生する静電気。この静電気が起きやすいのは、気温が25度以下、湿度が20%以下の時と言われています。つまり、寒くて乾燥している冬場に静電気が多発するのです。ドアノブなどの金属部分を触った時に起こる「バチッ」という静電気は、体に溜まった電気が一瞬で放電する現象。こういった静電気に遭遇する確率の高い人は、静電気が体に溜まりやすい人で、“栄養状態や体調がよくない”“肌が乾燥している”などの原因が考えられます。 そんな人も、金属部分を触る前にコンクリートの壁に触れるなどして、ゆっくりと電気を逃せば静電気が起こるのを回避ことができるそうです。
靴下を履いて眠るのは危険……!?”
冷たい布団に入るのがだんだんとつらくなるこの季節。冷え性の人は靴下を履いて眠る人もいるのではないでしょうか。実はこの靴下を履いて寝る行為、逆に体を冷やしてしまう可能性があります! 冬に限らず、人間は寝ている最中でも汗をかくもの。靴下を履いていると、汗が蒸発することなく靴下内に溜まり、靴下が湿ります。また、靴下のようにピッタリと足に密着しているものは、熱がこもって逃げられなくなり、湿った靴下は体を冷やし、足の血管を収縮させます。その結果血流が悪くなり、体全体が冷えきってしまうのです。そのため、足の冷えに困っている人は、湯たんぽを足元に置くなどで対策をするようにしましょう。
お風呂での“ヒートショック”に要注意!
寒い冬には熱々のお風呂に浸かりたいですよね。寒い身体を温めることで風邪の予防や、脳梗塞のリスクを減らすことも可能と言われています。しかし、この熱いお風呂に入る行為、非常に危険! 冬の寒い空気と、お風呂の熱い温度差に体が驚き、“ヒートショック”という症状を起こしてしまう可能性があるのです。この“ヒートショック”には、脈拍数の急増や心筋梗塞のリスクを上昇させるなどの危険が伴います。特に高齢者はこの“ヒートショック”で命を落とす方が大勢いるのだとか。脱衣所を暖かくする、ぬるいお湯でかけ湯をして体を慣らしてからお風呂に入るなどといった対策をして、安全に気持ちよくお風呂を楽しみましょう。
“ 髪の毛のパサつきを防ぐには……?
冬といえばパサつきや静電気によるダメージなど、髪の毛が傷みやすい季節。空気の乾燥によって髪の毛のキューティクルがはがれやすくなり、潤いが逃げていくことによって、髪の毛がパサついてしまいます。このような傷んだ髪を熱いお湯で洗ってしまうと、髪の油分や潤いを洗い流してしまうため、体温に近いくらいの温度を心掛けましょう。また、髪の毛が細い人はブラッシングをする際、静電気が起こりやすくなり、さらに髪の毛が傷んでしまいます。これを避けるには櫛やブラシの質が重要。プラスチック製のものではなく、豚毛や猪毛、木製など100%天然のものを使用することで静電気を抑えることができるそうです。