YTJ learning ためになる雑学 2018年10月号

知っていると、ちょっとはためになる雑学。10月の国民の休日・体育の日にちなんで、スポーツにまつわる雑学を紹介します。

レスリングの必需品は“白いハンカチ”!?
2016年に開催されたリオデジャネイロオリンピックで、日本は男女合わせて7個のメダルを獲得したレスリング。競技中はシングレットと呼ばれるワンピース型のユニフォームと、レスリングシューズを着用して競技を行います。また、任意でマウスピース、ジュニア世代の試合では、ヘッドギアや膝当ての着用も許可されています。そしてさらにもう一つ義務付けられているのが、“白いハンカチ”を所持しておくこと。これは、万が一試合中に選手が出血した際、すぐに止血できるようにするため。このハンカチを忘れてしまうと即失格になってしまうほど、レスリングにとって白いハンカチは欠かせないものなのです。
リレーの最終走者“アンカー”
 体育祭などでも注目の的となる機会が多い、リレーの最終走者を指す言葉“アンカー”。このアンカーとは英語で錨(いかり)を意味し、船を停泊させる際に下ろす重りのことを指します。そもそもこの“アンカー”という言葉、リレーの最終走者ではなく、綱引きの用語が起源と言われています。綱引きでは一番後ろの選手が重要で、力のある屈強な選手が務めることが多いですよね。体重が重くて力持ちの選手は、まさに船における錨のようなものだったため、最後尾の選手はアンカーと呼ばれるようになりました。そこからリレーの最終走者としても錨を意味する“アンカー”が使われるようになったそうです。
左利きを意味する“サウスポー”の語源
 左利きを意味する言葉、“サウスポー”。野球の定番応援ソングとしてピンクレディーの『サウスポー』が使われるなど、日本人には馴染みの深い言葉ですよね。そんな“サウスポー”の語源は野球場のルールにありました! 野球場は一般的に、ホームから2塁を結ぶ直線が東北東を向くように設計されており、この設計についてはルールブックにも記載されています。“サウスポー”は英語で「southpaw」と書き、日本語の直訳は「南の足」。スタジアムが東北東を向いているため、左投げの投手が振りかぶった場合、足は南の方角を向きます。このことから左利きはサウスポーと呼ばれるようになったそうです。
“ハットトリック”の語源とは……?
スポーツの試合中に、一人の選手がゴールなど勝利に繋がるプレイを3回以上達成することを指す言葉“ハットトリック”。このハットトリックの語源はイギリスの伝統スポーツ、クリケットにありました。クリケットは野球の原型とも言われており、野球と同じく3人の打者からアウトをとるスポーツ。クリケットでは、3球で3人のバッツマン(打者)をアウトにしたボウラー(投手)に、栄誉を称えて帽子(ハット)が贈られました。このような、クリケットでの帽子(ハット)の扱いが由来となり、サッカーやアイスホッケーなどといったスポーツでも“ハットトリック”という言葉が使われるようになったそうです。