YTJ learning ためになる雑学 2018年1月号

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知っているとちょっとはためになる、雑学・豆知識を紹介します。

「正月」、「元日」、「元旦」の違い
新年を表す言葉で「正月」、「元日」、「元旦」などがありますが、この3つの言葉、全て意味が違うのをご存知ですか? まず「正月」という言葉。この「正月」はもともと、1月の別名ということもあり、1月1日~1月31日を指します。しかし最近では1月15日までや、1月20日までと地域によって諸説あるのが現状です。次に「元日」。こちらは1月1日のことを指す言葉として知られていますよね。同じような意味で使うイメージのある「元旦」。こちらは1月1日の朝を指す言葉なのです! 「旦」の字は始まりを指す言葉。一日の始まり、朝を指すことになり「元旦」は「元日」の朝を指す言葉となります。
成人式などで着る「振袖」の起源
毎年1月の第2月曜日は成人の日。成人を祝う儀式として、男性はスーツや袴、女性は振袖をまとって全国各地で煌びやかに成人式が行われます。さまざまな色で個性豊かに着こなされるこの「振袖」の起源は江戸時代。この頃、舞台に上がって踊りを披露する際、より華やかに見せるために、若い女性の正装である和装の袖丈が長くなっていき、現在の振袖の形になりました。成人式以外にも、結婚式で花嫁が独身最後の記念として振袖を着ることがあります。結婚した既婚者が着るのは袖を短くした留袖。振袖には良縁を願うという意味がありますが、留袖には既婚女性が夫だけに想いを留めることを誓うという意味があるそうです。
「冬将軍」の由来は皇帝・ナポレオン!?
冬の寒さが厳しくなってくるとよく耳にする「冬将軍」という言葉。何気なく聞いている言葉ですが、この「冬将軍」にはあのナポレオンが関係していると言われています。ヨーロッパの国々を征服し、総勢60万人を率いてロシアに攻め込んだナポレオン。しかし冬が近づくにつれ、ロシアの過酷な寒さや食糧不足に苦しめられました。一方、広大な国土を利用して大軍同士の衝突を避けたロシア軍。食糧不足とシベリア寒気団の猛烈な寒さに耐えられなくなったナポレオンの遠征は失敗に終わりました。その時の新聞に「general frost(極寒将軍)に負けたナポレオン」と書かれ、これが冬将軍の語源となったと言われています。
冬はこたつでの“うたた寝”に要注意!
寒い季節、こたつでついつい寝てしまうなんて人も多いのではないでしょうか。この“こたつで寝る”行為、風邪を引きやすいので要注意! こたつで風邪を引きやすい理由の一つに、こたつに入っている下半身と、こたつの外にある上半身の温度差があります。私たちは温度調節を行う機能を持っていることにより、夏でも冬でもほぼ一定の体温を保つことができています。しかし、下半身は暖かいのに上半身は冷たいという状態になると、体が体温を上げるべきなのか下げるべきなのかわからなくなり、体の体温調節機能が誤作動を起こすことで免疫機能まで低下させてしまうのだとか。こたつでのうたた寝には十分気をつけましょう!