さまざまな活動に励む高校生にスポットを当てるスポットライト。
第64回は、自己ベストを更新するために、地道なトレーニングに日々励んでいる
筑紫台高等学校のウエイトリフティング部を紹介します。

ーActivity>>>記録更新のため根気強く己を鍛え抜く練習風景

ウエイトリフティングって?
バーベルを頭上に持ち上げて、その合計の重量を競う競技“ウエイトリフティング”。持ち上げ方には床に置かれたバーベルを一度で頭上に持ち上げる“スナッチ”と、バーベルを肩や鎖骨の高さまで持ち上げて立ち上がってから頭上まで持ち上げる“クリーン&ジャーク”の2種類あり、この2種類を3回ずつ行い、ベスト重量の合計で順位を競います。肘が曲がっていたり、左右の腕が均等に伸びていないと失格となるなど、厳しいルールが定められているスポーツです。
ーInterview>>>忍耐力や精神力を高め、自分の弱いところを強くする

■ーウエイトリフティング部に入部したきっかけを教えてください。
中野 僕は中学校の時の先輩が筑紫台高校のウエイトリフティング部で、その先輩に誘われて入部しました。ウエイトリフティングというスポーツ自体は知っていましたが、高校の部活にあることは先輩に誘われて初めて知りました。
青野 僕は最初違う部活に入っていたのですが、もっと熱中して部活に取り組みたいと思って。もともと空手をやってたこともあり、経験を活かせるのではないかと思いウエイトリフティング部に入部しました。
■ーウエイトリフティングをする上で大切なことを教えてください。
中野 ウエイトリフティングは筋力も必要ですが、技術力が重要な競技なんです。例えば、始めたばかりの人は動作が丸まることが多いのですが、上手い人は動きが直線的でバーベルが真上に上がるんです。技術を磨くためには、上手い人の動きを何度も見て、その動きを自分に取り入れるために、繰り返し練習することが大切になります。
青野 僕も最初はその動きができなくて苦労しました。先生や先輩に教えてもらいながら、できるようになるまで何度も練習をしましたね。初めて30キロのバーベルを持ち上げられた時は達成感と同時に「お米を上げられた!」と思いました(笑)。
■ーウエイトリフティングの魅力を教えてください。
青野 少しずつ重量を増やして新記録を目指していき、新記録を出せた時は達成感や楽しさを感じられるところが魅力です。
中野 ウエイトリフティングは、その時の記録が目に見えてわかるので、自分の成長を感じやすいところが魅力です。
■ー二人にとってウエイトリフティングとはどんなものですか?
中野 継続して技術や力をコツコツと磨いていくのはとても難しく、みんなができるわけではないと思うので、努力した先に自分を成長させてくれるものだと思います。
青野 忍耐力や精神力を高め、自分の弱いところを強くすることができました。実生活で何か実感したことは特にないのですが、気が付かないだけでコツコツ続けているからこそ、自分の力になっていることがあると思います。
■ー今後の目標を教えてください。
中野 部全体の目標としては、大会に出るための標準記録を部員全員が超えることです。個人の目標としては、九州大会に出場することです。九州大会に出場するには、県大会で2位以内に残ることが条件で、自分の最高順位も2位なので可能性はあると思いますが、他の学校の選手も強い人がたくさんいるので頑張りたいです。
青野 自分の新記録を達成することと、みんなが新記録を達成できるように声出しなどのサポート面も頑張りたいです。
ーReport>>>ウエイトリフティング部に欠かせない3つのもの
ーPerson>>>ウエイトリフティング部の○○なヒト!!
◆筑紫台高等学校(福岡県)HP:https://chikushidai.ed.jp