福島成蹊高等学校(福島県)生徒会 “ももまると一緒に写真が撮りたい!” 生徒の想いから始まった「ももまる」着ぐるみ製作プロジェクト

今回の全国高校生NEWSは、福島成蹊高等学校の生徒会メンバーが取り組んだ、学校公式キャラクター「ももまる」の着ぐるみ製作プロジェクト。1年かけて取り組んだ着ぐるみ製作の秘話などを聞きました。

 
福島成蹊高等学校集合写真

 

“ももまると一緒に写真が撮りたい!”
生徒の想いから始まったプロジェクト

 
2026年1月30日。福島成蹊高校の体育館は、あるキャラクターの突然の登場によって、歓声に包まれていました。それは、学校の公式キャラクター・“ももまる”。ピンク色で、まるまるとした見た目が愛らしい、生徒たちから人気のキャラクターです。

ももまるが誕生したのは2024年の8月。高校のOB・OGが主役のイベント・ホームカミングデーを行うにあたり、OB・OGの興味を惹くキャラクターを作ることになり全校生徒からデザインを募集。当時高校3年生だった佐々竹真愛さんが、校訓である「桃李不言下自成蹊」からイメージして考案したものが投票によって選ばれ、名前も全校生徒のアンケートによって“ももまる”と名付けられました。

誕生以来、主に広報物で活用されてきたももまる。そんな中、今回着ぐるみ製作に至ったのには、3月に卒業した前生徒会メンバーの松野夏澄さんの強い想いがありました。「ピンク色で可愛いももまるが大好きで、私が卒業するまでに、どうしても着ぐるみを作って一緒に写真が撮りたいと思った。そのために企画書を書いて、熱意を伝えた」と笑顔で話してくれた松野さん。前生徒会長の佐藤開さんはその話を聞いた時、面白いが実現は難しいだろうなと思っていたそうです。しかし、資金集めの方法や、着ぐるみの発注会社などを細かく調べ、何度も熱心に提案する松野さんに心を動かされ、ついに着ぐるみ製作のために動き出しました。

着ぐるみを製作するにあたり、一番大変だったのは資金集め。製作に必要な金額・70万円を集めるために、クラウドファンディングや、地域の方に向けた募金を呼びかけるチラシ配布などを行いました。また、文化祭では「ももまる募金」を設置し、100円以上募金してくれた方にはお礼としてうちわをプレゼント。生徒や先生をはじめ、学校外の人たちの協力もあり、最終的に目標金額を上回る72万円が集まりました。そして10月末に着ぐるみを発注し、12月に学校に到着! 最初にももまると写真を撮ったのは、もちろん松野さん。「3Dになったももまると写真を撮れて本当に嬉しかった!」と夢が叶った当時の心境を話してくれました。

そして1月30日に行われた3年生を送る会で初披露されたももまる。ステージに登場したももまるを見た生徒の反応は、想像以上だったそうです。「全校生徒で記念撮影をする際に、ももまると一緒に壇上で撮影したいと言ってくれる人が多く、ももまるはこれからも成蹊生に愛される存在になると確信した」と、佐藤さんは当時を振り返りました。

今後着ぐるみは、地域住民や、全国の人に学校をアピールしていくため、幅広い場面で活用していくそう。学校の魅力を伝えるため、ももまるは全国へ羽ばたいていきます。

ももまる
▲福島成蹊高校の公式キャラクター・ももまる。人里離れた深山の桃李出身の鳥で、サイズは桃3つ分。趣味は夜にポエムを読むこと……。といったように細かい設定まで生徒会で考えました。
「ももまる」と「ももまる」着ぐるみ製作プロジェクトの提案者の松野夏澄
▲「ももまる」着ぐるみ製作プロジェクトの提案者の松野夏澄さんとももまる。実はももまるの着ぐるみを一番に着たのも松野さん。周りから見ても夢が叶った松野さんは幸せそうだったそうです。
ももまると記念撮影
▲卒業式の日には、ももまるが学校の校門付近に登場。卒業生はもちろん、その保護者とも写真撮影する姿があったそう。今後も学内のさまざまなイベントで活用していく予定とのこと。
福島成蹊高等学校
福島県福島市にある、創立113年の歴史ある私立高校。校訓である「桃李不言下自成蹊」には、次代を担う徳を備えた人材を育成し、篤実な人に成長してほしいという願いが込められています。部活動や学校行事のみならず、令和8年度からは新コースを設置して生徒一人ひとりの進路実現に力を入れています。
HP:https://www.f-seikei.ed.jp/hs/