さまざまな活動に励む高校生にスポットを当てるスポットライト。 第67回は、数々の大会で好成績を収める女子ラグビーの強豪校で、SNSを駆使し ラグビーの魅力を発信している関東学院六浦中学校・高等学校の女子ラグビー部を紹介します。

ーActivity>>>息の合ったパス回しでボールをつなぐ練習風景

パスとキック、走りでボールをつなぐ スポーツ・ラグビー
相手陣地のゴールラインを目指し、パスとキック、走りでボールを進めていくスポーツ“ラグビー”。後ろへパスをつなぎながら前へ進んだり、ボールを持って前へ走ったり、キックでボールを飛ばしたりすることで、得点を目指します。また、15人制と7人制の2種目があり、六浦女子ラグビー部は7人制で出場。15人制の時とコートの広さとルールは同じですが、試合時間が20分以内と短いため、得点するためには相手を振り切るスピード感が勝利の鍵となります。
ーInterview>>>ラグビーは、誰か1人エースがいれば勝てるスポーツではない

■六浦女子ラグビー部に入部したきっかけを教えてください。
伊藤:チーム全員が全国大会優勝を目指して本気でラグビーに取り組んでいる雰囲気に惹かれたからです。当時の先輩たちも本当に明るくて、自分がこのラグビー部に入部したら楽しくラグビーをしながら全国を目指せると思い入部しました。
青山:小学2年生の時にラグビーを始めて、中学校では部活とラグビースクール、女子チームの3つを掛け持ちしていました。当時の私はディフェンスがとても苦手で、全国大会に出場した時に監督の梅原先生が「高校でもっとディフェンス力をつけよう」と声をかけてくれて。私自身もディフェンス力をつけたかったですし、見学に来た時の雰囲気もすごく明るく、楽しく練習しながら全国を目指せるのはここしかないと思い入部しました。
■六浦女子ラグビー部の強みを教えてください。
伊藤:仲が良いところです。練習中は後輩から先輩に対してもしっかりと意見を言い、オフの時は先輩後輩関係なく一緒に楽しむ。オンとオフの切り替えも早く、良い意味で上下関係がゆるいところが強みであり、魅力です。
■六浦女子ラグビー部ならではの伝統はありますか?
伊藤:六浦女子ラグビー部には、学年に関係なく交流を増やすための“ファミリー制度”というものがあります。中学1年生から高校3年生まで混ざったグループを複数作り、休日はそのグループで遊びに行ったり、練習以外でも親睦を深めています。
青山:練習前にはファミリーで集まって“チェックイン”し、自分のその時の感情をみんなに報告します。嫌なことがあっても、グラウンドの中にはその感情を持ち込まないでリセットしラグビーに打ち込む、という意味で行っています。
■ラグビーの面白いところを教えてください。
青山:どうアタックをしようか、この人と協力したらこういうアタックができるな、と作戦を考えるのが面白いです。そして、作戦がうまくいき、点が取れた時はとても嬉しいし、楽しいですね。
伊藤:体が大きい人はもちろん、体が小さい人、足の速い人など、いろいろな人がプレーしています。選手に合った戦術などもあるので、そういったところに注目すると観戦が面白いと思います。また、ラグビーは1人エースがいれば勝てるスポーツではありません。強さや速さなどいろいろな面でのエースがいて、その中に個人のスキルや技が加わって、面白くなるところが魅力だと思います。
■今後の目標を教えてください。
伊藤:10月末に行われる全国大会で3連覇することです。今年は全体的に背が高く、それに加えてスピード感もあり、自分たちのやりたいラグビーを遂行できるチームになりました。3連覇目指して頑張ります。
ーReport>>>女子ラグビー部に欠かせない3つのもの
ーPerson>>>女子ラグビー部の○○なヒト!!
💡INFORMATION
◆関東学院六浦中学校・高等学校HP
https://www.kgm.ed.jp/
◆関東学院六浦中学校・高等学校 女子ラグビー部HP
https://kgm-rugby.com/girlstop/
◆関東学院六浦中学校・高等学校 女子ラグビー部 Instagram
https://www.instagram.com/kgm_mutsuuragirls_official/
👇部員が撮影した女子ラグビー部の写真はこちらから👇
https://www.ytjp.jp/2025/10/03/mutsuura_news
👇編集部が撮影した女子ラグビー部の写真はこちらから👇
https://www.ytjp.jp/2025/10/03/mutsuura_news2