【インタビュー】足場のプロフェッショナルである東保建設株式会社の塩見さんが思う土木の魅力「都市土木は、コンクリートの躯体がある限り永遠に仕事がある」【菅生健人の土木を知る Season3】

  • 投稿カテゴリー:教育 / 進路

“土木”について知る企画「菅生健人の土木を知る Season3」。今回は、正確かつスピーディな作業が求められる足場を組み立てるプロ集団、東保建設株式会社の塩見さんにお話を聞きました。

【菅生健人の土木を知る Season3】“鉄筋”と“型枠”のプロが高校生に土木のおもしろさを伝える出前授業を開催!

【インタビュー】足場のプロフェッショナルである東保建設株式会社の塩見さんが思う土木の魅力「都市土木は、コンクリートの躯体がある限り永遠に仕事がある」【菅生健人の土木を知る Season3】

—改めて、東保建設株式会社が担う土木の役割を教えてください。
建設業は元請、一次下請け、二次下請けというような施工組織があり、その中でも東保建設株式会社は一次下請けという形で元請から仕事をいただいています。仕事内容としては、鉄道土木、鉄道施設の維持管理などをやっています。公共工事のほかにも再開発事業である民間工事も行なっています。例えば、商業ビルの建設は建築の役割ですが、水道管の切り回しは土木の出番。そういった作業にも関わっています。

—会社の雰囲気はどうですか?
60代を過ぎたベテランから20代まで幅広い年代がいる会社です。作業員は現場に直行直帰ですが、元請の人とも仲良くしています。また、月に1回は現場社員を全員集めて社員会議を行い、工事の状況や進捗、人員の調整などをしています。そして、集まったメンバーには終わったあと、駅周辺で食事をするのが慣例になっています。

—東保建設株式会社として、他の土木の会社と違うところはありますか?
土木の仕事は工期の間に、土を掘る工事、コンクリートを打つ工事など、いろんな工事があります。基本的に東保建設では、よっぽどのことがない限り同じメンバーで工期の間働きたいと思っていて。溶接の場合は鍛冶屋さんが来て、溶接が終わったら普通の土工さんとして働いてもらっています。今の時代、新しい作業員を雇うのも大変だし、一度リリースすると他の工事に行って来られなくなってしまう。戦略的な意味もありますが、うちは同じメンバーでやるという方針でやっています。

【インタビュー】足場のプロフェッショナルである東保建設株式会社の塩見さんが思う土木の魅力「都市土木は、コンクリートの躯体がある限り永遠に仕事がある」【菅生健人の土木を知る Season3】

—塩見さんは建築現場で働いていましたが、建築から土木に転職してきて気づいたことなどありますか?
建築で働いていた時の会社は元請だったので、必ず発注者がいました。その発注者からの工事を受注するためにも、技術系以外の営業部隊がしっかりとしていたんです。そうやって不採算な工事は受けないという選択ができたんですけど、今は一次下請けなので元請が決まっています。良い工事もあれば、もちろん不採算な工事もあるので、長期的に売上を伸ばすように心がけています。そして、土木で働くようになって一番怖いなと思ったのは、次の仕事がないことです。工事が終わり次の現場がないと現場社員は仕事がないし、経営的にもマイナスインパクトなので、工事がいつ頃終わるかを先読みし、次の工事をコンスタントに受注していくことが大切になってきます。

—土木にはどんな人が向いていると思いますか?
土木は施工管理がメインなので、資格はあったほうが仕事の幅が広がります。資格の中には試験に合格しないと取得できないものもあり、仕事しながら勉強することになるので、自己管理能力があったほうがいいと思います。また、下請けの会社なので、その上には元請がいて、下には二次下請けがいるので、そういう人たちとのコミュニケーションも大事です。作業員が高齢化していて、20代、30代の現場社員からすると自分のお父さんみたいな年齢の人もいます。そういう人たちのことも、人生の先輩としてリスペクトしながらうまいこと指示を出せるようなコミュニケーション能力は必要です。

【インタビュー】足場のプロフェッショナルである東保建設株式会社の塩見さんが思う土木の魅力「都市土木は、コンクリートの躯体がある限り永遠に仕事がある」【菅生健人の土木を知る Season3】

—土木の仕事のやりがいを教えてください。
建物の品質が担保されて、工期通りに引き渡しできる。そして自分の仕事が未来に残るのはやりがいに繋がっていると思います。

—土木の仕事の魅力を教えてください。
都市土木は、コンクリートの躯体がある限り永遠に仕事があります。コンクリートは作った瞬間から劣化が始まるので、必ず維持管理しなきゃいけない。下水管が古くて、交換が全然追いついていないというニュースが今問題になっていると思います。公共や民間関係なく、維持管理や補修がある限り工事がなくなることはありません。そういう点から見ても都市土木は仕事として安定性があるのが魅力だと思います。

菅生健人の土木を知る!

本社:東京都
東保建設のHPはこちら>>>https://toho-constr.com

協力会社(五十音順)

菅生健人の土木を知る!
菅生健人の土木を知る!
菅生健人の土木を知る!
菅生健人の土木を知る!

【菅生健人の土木を知る Season2】土木の基礎知識

【PR】ECサイト「ガクイチ」では、全国の高校・高校生が開発に携わる「ふるさと商品」を多数販売中!