全国高校生花いけバトルは、流派も所属も部活動にもとらわれない、高校に在学していれば誰でも参加することができる、日本唯一の高校生対象の花の大会。大きな舞台で、花をいけたい。パフォーマンスを見せたい、やってみたい。そんな想いを胸に、中国地方の高校生たちが広島県アルパークへ集う、全国大会へ向けての広島地区予選。観戦無料！YouTubeでも同時生配信！
いつの時代も、人は花を見て、季節の移り変わりを楽しんできました。
例えば梅雨に濡れながら一斉に咲く紫陽花を美しいと思い、１本手折って自宅の玄関先の花瓶へいける。美しいと思う風景を一部切り取って、日常のスペースに飾るだけで心が豊かになるということを人は知っていて、それがいつしか日本の花文化になってゆきました。
今の時代にふさわしい花のいけ方とは何か？
それは、花をいけるということを日常的に楽しみ、さらに創造性を花で表現すること。
それをもっと瑞々しい感性を持つ若い世代に経験してもらいたい、と始まったのが、
『全国高校生花いけバトル』という舞台なのです。
参加資格は、日本全国の高校に在学している高校生、2人1組のチーム戦、いける時間はたった5分、作品の美しさだけでなく、パフォーマンス性、独創性、所作などが審査の対象となるこの大会。
全国13箇所の地区大会を勝ち抜くチームが、2023年1月香川県で行われる決勝大会へ出場します。
【 2022年 第６回 全国高校生花いけバトル 】
2022年第6回全国高校生花いけバトルは、先月6月、関東大会より幕開けとなりました。
6月19日に池袋サンシャインシティ噴水広場で行われた関東大会は、出場校15校、24チーム。
B１階から3階まで吹き抜けの広いスペースに囲まれた大きなステージ。
花を抱え汗を拭いながら舞台を駆け抜ける高校生の圧倒的なパフォーマンスを目の当たりにしたオーディエンスからは、何度も大きな歓声が湧き上がる、白熱した戦いとなりました。
予選ラウンドでは制限時間5分間の中で、2人のチームが先鋒と次鋒で途中交代し、一つの作品を作り上げます。
自分の背丈より高い枝や竹、また抱え切れないほどのたくさんの花をを持ってステージを走り回り、
指定された決して大きくはない器へ順序よくいけてゆく。
時に、制限時間ギリギリで枝や器が倒れそうになったり、使いたかった花材が他のチームに取られてしまったり、
想定外の出来事が起こるステージは観客側もハラハラドキドキ、
つい足を止めて完成までの5分間、熱いバトルを応援してしまいたくなるのです。
決勝では、チーム2名がそれぞれ好きな器を選んで、個人で作品を作り上げ、チームごとの合計点を競います。
作品の個性も際立つステージの中で、一人一人花に対する姿勢なども評価されてゆきます。
予選ラウンド、決勝ラウンドともに、白熱したステージの様子は、公式サイトの「花いけだより」をぜひご覧ください。
https://hs.hanaikebattle.com/hanaike-dayori/
【 いよいよ今週末！ ７月３１日（日） 広島大会 】
夏の花をふんだんに使って広島の舞台を駆け抜ける
「全国高校生花いけバトル 広島大会 2022」が幕開けとなります。
２０２２年７月３１日（日）１２：１５開場 １３：００開演
開催会場 ： アルパーク 時計広場 広島県広島市西区草津新町2−26−1
https://www.alpark.jp/
観覧無料
出場校 ： 広島県立福山誠之館高等学校
広島市立舟入高等学校
岡山県立岡山一宮高等学校
宇部フロンティア大学付属香川高等学校
広島工業大学高等学校
おかやま山陽高等学校
就実高等学校
広島県立庄原実業高等学校
広島市立基町高等学校 順不同
主催 ： 広島花きイノベーション事業推進協議会
企画運営 ： 一般社団法人 花いけジャパンプロジェクト
YouTubeでも同時配信！
https://youtu.be/COwu1eBdzF0
広島大会に続いては、８月に行われる香川大会、上信越大会・・・など
１１月末までに１３箇所の地区大会が行われます。
スケジュール、詳細は公式ホームページをご覧ください。
https://hs.hanaikebattle.com/
大会が行われる季節の花、枝物、また地域の特徴を生かした産地の花など
各地域ごとに変わってくることも、観る者を飽きさせない魅力の一つ。
産地の皆さんが大事に育ててくださった花と、真剣に向き合う高校生たち。
これからの未来のクリエイター、パフォーマーでもある彼らの熱き戦いをぜひご覧ください。
