SDGsテーマにドルトン東京学園で出張授業・ファーウェイ・ジャパン、朝日新聞社

SDGsテーマにドルトン東京学園で出張授業・ファーウェイ・ジャパン、朝日新聞社
デジタルでSDGs! ファーウェイと考える、ミライのセカイ(※提供画像)

華為技術日本株式会社(ファーウェイ・ジャパン)は、株式会社朝日新聞社と共同で、11月下旬から首都圏の中学、高校生を対象にしたSDGs(持続可能な開発目標)の出張授業「デジタルでSDGs! ファーウェイと考える、ミライのセカイ」を始めた。若い世代がSDGsについて理解を深め、一人ひとりが達成に向けた取り組みを始めるきっかけをつくってもらうのが目的。
12月1日にはドルトン東京学園(東京都調布市)の中等部3年生約20人が受講。一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト(GiFT)の辰野まどか代表理事がSDGsの達成には何が必要かについて話し、達成がとても難しいが、実現すれば大きなインパクトがある挑戦という意味の「ムーンショット」の考え方が重要だと強調。「今は『無理じゃないか』と思っても、その実現のために、まず自分がどう変わればいいかを考えてほしい」と助言した。

ファーウェイ・ジャパン パブリック&インダストリアルリレーションシップ部長の郭宇はICT(情報通信技術)をSDGsの実現にどう生かすかをテーマに講演。遠隔操作での作業が可能になり、鉱山や港湾で働く人たちの負担が軽くなった例など、ICTの活用で社会課題を解決できることを説明。「SDGsの達成には、自分たち参加して、ともに何かをつくっていこうという気持ちが大事です」と締めくくった。
この後、生徒からは「東京は地価が高い。空に住めるようになれば、費用も安く済むのではないか」という声が出た。辰野代表理事は「東京の空に住む。だれも想像もつかないアイデアだけど、まさにムーンショットです」と声をかけた。

出張授業は同校以外に、SDGsの学習に取り組んでいる次の学校で開催(順不同)。
東京女子学園高等学校、都立武蔵高等学校、和洋九段女子高等学校、晃華学園中学校高等学校。
ファーウェイがめざしているのは、あらゆる人、家庭、組織にデジタル化の恩恵を届けること。世界最高峰のエベレスト(チョモランマ)の山頂部や熱帯のジャングル、アフリカ大陸、北極圏など、さまざまな地域で通信網を整備し「だれ一人、取り残さない」というSDGsの原則を推進していく。日本でも大学生向けICT人材育成プログラムや中学生、高校生向けのICT授業に取り組んでいる。
ファーウェイ・ジャパンは、高校生がSDGs実現に向けたアイデアやアクションのプランを発表するSDGs Quest みらい甲子園首都圏大会を特別協賛。大会に寄せられる高校生たちの提案を通じて、地域や日本がよりよくなればと期待している。

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SDGsについて説明するGiFTの辰野まどか代表理事=ドルトン東京学園で

▼SDGs Quest みらい甲子園首都圏大会
https://sdgs.ac/