【売野雅勇賞発表】第3回 秋本杯 in オンライン 結果発表

第3回 秋本杯 in オンライン 結果発表

<役職誤記のお詫びと訂正について>

大阪市立高校放送部顧問の秋本先生が、過去2回主催した高校生の朗読大会「秋本杯」(関西圏を中心に実施)。
今年度は、新型コロナウイルスの感染拡大により、なかなか開催が難しかったが、精密機器メーカーである株式会社アイ・オー・データ機器(本社:石川県)の協力のもと、同社が提供する音声配信サービス「PlatCast(プラットキャスト)」を活用し、3月21日(日)にリモート・生配信にて実施した。
朗読のテーマは、歌の世界観の表現。中森明菜の「少女A」や郷ひろみの「2億4千万の瞳」など、数多くのヒット曲を手掛けた作詞家売野雅勇氏の賛同をいただき、「第3回秋本杯」は売野氏が手掛けた楽曲が課題。

決勝戦に進出した高校生22名、卒業生7名の中から厳正なる審査の結果を発表。

売野雅勇氏 総評
今回、高校生の皆さんに、皆さんのご両親や学校の先生方が青春時代だった頃、私が作詞した作品を課題として朗読していただきました。
朗読の前に皆さんが思う作品のテーマを語っていただきましたが、新しい発見もあり、とても楽しめました。
世代を超えて、私の作品がこういう形となって皆さんと触れられたことを嬉しく思います。
また、このコロナ禍において、リモートという形での開催でしたが、ご尽力いただいた全ての皆さまに心より感謝申し上げます。
売野雅勇

第3回 秋本杯 in オンライン 結果発表

売野雅勇氏コメント
東日本大震災で、大津波に襲われた宮城県南三陸町という町の役場の防災担当者だった遠藤美希さんという若い女性が、「宮城県内に津波が押し寄せています。高台へ避難してください」と最後まで町の人ちに避難を呼びかけ多くの町の人を救いましたが、美希さん自身は大津波に飲まれて帰らぬ人となってしまいました。

私はそれをニュース報道で知ったのですが、その声は、東日本大震災で多くの人達を守るために闘った方々の象徴のように思えました。
この「聖なる人」はそのような思いから作詞した、私にとって特別な作品です。

今回、3校の高校生の皆さんに朗読していただき、皆さんが思う「聖なる人」をそれぞれ披露してくださって深い感動を覚えました。
最初のお約束では、どの高校が一番なのかを審査することが私の役目でしたが、参加してくださった高校生の皆さんに「聖なる人」を語り継いでいただきたいという思いと、この大会がリモートでは初の大会ということを記念して、3校すべてと、エキシビジョンでとても丁寧に語っていただいたOB・OGの皆さん全員に「売野雅勇賞」を差し上げたく思います。

第3回 秋本杯 in オンライン 結果発表

菅生健人氏コメント
今回初めて朗読を聞かせていただきました。
僕は普段声だけで音楽を奏でる『アカペラ』をしており、『アカペラ』も『朗読』も声だけで表現するという点ではとても似ている部分があったため、とても楽しませていただきました。

僭越ながら『菅生健人賞』を中学3年生の上田奈々葉さんに贈らせていただきます。
課題曲の中では特徴的なカタカナも多く、難儀するのではないかと感じておりましたが、時代背景や心情を声色と間の取り方、ブレスの仕方でより分かりやすく朗読していたかなと感じました。
また、中学3年生で既にこの高レベルな朗読ができるという努力や吸収力に感動いたしました。

今回『秋本杯』のMCを通して朗読の素敵さに気づかせていただきました。
ありがとうございました。

第3回 秋本杯 in オンライン 結果発表

【卒業生の部】

第3回 秋本杯 in オンライン 結果発表

~アナウンサー審査員からの講評~

坂巻玲子アナウンサー:フリーアナウンサー/株式会社 プランナーズファイン 取締役

第3回秋本杯朗読大会のご成功おめでとうございます。本大会の開催までには数々のご苦労があったと聞いています。関係者の皆様のご労苦に対し、謹んで感謝と敬意を表します。
それでは感想を述べさせていただきます。それぞれの方に味がありました。朗読って楽しいですね。世に名だたるこの作品は、短いですがその中に凝縮されたドラマがあります。息づかいがあります。朗読の中からその場面が立ち上がってくるような、そんな朗読ができたらいいですね。そのためには人生の引き出しをたくさん作って、声の幅を広げてください。

永田早紀アナウンサー:KISS FM KOBEアナウンサー/大阪芸術大学短期大学部 教員

朗読、お疲れさまでした。後日の拝聴となりましたが、兵庫から楽しく聴かせて頂きました。
決勝というだけあり、発声や発音がきちんとできていて、聞いていても安定感がありました。ただ、「歌詞の朗読」というところに気持ちを持っていかれてしまったかな? という気もしました。感情の表現は上手な生徒さんが多かったのですが、その一方で情景描写が出来ている方が少なく感じました。MVを頭の中で描くように、しっかりと映像化してから伝えられるとより深く、詞の世界を表現できると思いました。
また、解説とタイトルと詞の読みの差を、読み方や強調、間などを使ってもっとわかりやすくできると聞いている方たちに親切かなと思いました。詞の部分では、音の幅をもっと使えて、間や緩急も使えるとさらに表現に深みが増すと思います。
朗読は奥が深くて、私自身、朗読の講師をしているにもかかわらず満足できる朗読にはまだまだ届きません。ですが、朗読者は作品の世界を聴き手に届けるというステキな役割です。色んな表現方法を試しながら、より聴きやすい朗読になるように、これからもともに頑張っていきましょうね!

↓決勝はこちらから視聴できます↓



■課題
1.個人課題曲
星屑のステージ/チェッカーズ
涙のリクエスト/チェッカーズ
2億4千万の瞳/郷ひろみ、
砂の果実/中谷美紀 with 坂本龍一
少女A/中森明菜

*参加者1人につき1作品を選択。歌の世界観の表現をテーマに、各々が歌詞の一部を抽出。1分30秒以内の朗読を実施。

2.学校対抗課題曲
聖なる人/Be Choir(ビークワイア)

■参加校
大阪市立高校
大阪信愛学院高校
大阪府立堺西高校
大阪夕陽丘学園高校
近畿大学附属高校
四天王寺高校
相愛高校
帝塚山学院高校
浪速高校高校
箕面自由学園高校
近畿大学附属豊岡高校

■審査員
特別審査員:作詞家 売野雅勇
特別審査員:クリエイター(本大会MC) 菅生健人
Kiss FM KOBEアナウンサー/大阪芸術大学短期大学部教員 永田早紀
フリーアナウンサー/株式会社株式会社プランナーズ・ファイン取締役 坂巻玲子
前大阪府放送コンテスト委員会委員長 鎌田潤先生
四天王東高校放送部顧問 伊藤元也先生
大阪夕陽丘学園高等学校放送部顧問 中井勝久先生
近畿大学付属豊岡高等学校放送部顧問 平野賢一先生
大阪市立高等学校放送部顧問 秋本みゆき先生

本番組の司会は、自身のYouTubeチャンネルでアカペラなどを披露している菅生健人(実兄・菅田将暉)が務めた。

第3回 秋本杯 決勝戦
菅生健人(すごう けんと)
幼少期より”歌うこと”をライフスタイルとし、大学在学時はアカペラサークルに所属。
現在配信している自身のYouTube番組「こっちのけんと」では、歌唱力を披露すると共に、彼女や家族のことなどテーマとした雑談を展開中。実兄は菅田将暉 (俳優・歌手)。