YTJ learning ためになる雑学 2019年1月号

知っていると、ちょっとはためになる雑学。
1月27日の国旗選定記念日にちなんで、世界の国旗にまつわる雑学を紹介します。

日の丸の“円”の位置は法律で決まっている!
「日の丸」の愛称で親しまれている日本の国旗は、白地に赤い丸を描いたシンプルなデザインですが、実は日の丸の“円”の位置は法律で正確に決まっています。1870(明治3)年1月27日、明治政府が発令した太政官布告第57号により、商船に掲げる日の丸の規格が定められました。しかし同年10月に定められた海軍の艦船に掲げる日の丸の規格と微妙に異なったため、長らくどちらが正規の国旗なのかについての議論が生まれました。1999(平成11)年8月13日に公布・施行された「国旗・国歌法」で、ようやく日の丸の規格が決定。縦横の比率は2対3、日の丸の直径は縦の5分の3、その位置は旗の中心と定められました。
ヨーロッパに三色旗が多いのはなぜ?
青・白・赤のフランス国旗をはじめ、イタリア、ドイツ、ベルギーなど、ヨーロッパの国々を中心に3つの色を使った「三色旗」と呼ばれる国旗がたくさんあります。その数はなんと世界で41カ国・約20%を占めるそう。なぜ、これほど多くの三色旗が世界中で使われるようになったのでしょうか? 最も古い三色旗はオランダ国旗と言われ、16世紀から使われています。当時のオランダは、アジア貿易で膨大な利益を上げる列強国でした。そのオランダが1574年に世界で初めて三色旗を用いたことで、オランダに憧れていた周辺諸国が真似をし、またたく間に三色旗は世界中に広まったと言われています。
イタリアで有名な“あの食べ物”と国旗の関係
イタリアの国旗は、緑・白・赤の縦三色旗。緑は「国土」、白は「雪・正義・平和」、赤は「愛国者の血・熱血」を表しています。そしてイタリアで有名な食べ物といえば、ピッツァ。その定番メニューである「マルゲリータ」は、ピッツァに乗っているバジルの緑、モッツァレラチーズの白、トマトソースの赤がイタリア国旗に似ていることから誕生しました。「マルゲリータ」という名前については、イタリア王国第2代国王のウンベルト1世の妻・マルゲリータが自ら名付けたという説と、マルゲリータ王妃がイタリア国民に愛されていたことから、王妃への感謝の意を込めて命名されたという説があります。
国旗に紫色が使われていないワケは?
現在世界には196カ国あると言われていますが、どの国の国旗にも紫色は使われていません。紫色は何世紀もの間、王家の力と富を表す色とされ、皇帝のみ使用が許された特別な色でした。実際に、エリザベス女王は皇室関係者以外が紫色を身につけることを禁じていたそうです。紫色の染料のもとになっていた貝殻は地中海のティルス地方でしか採れず、1gの染料を採るのに1万個の巻貝が必要でした。その価値は、現在の価格に換算すると約636万円。紫色は大変高価であり、貴重なものだったのです。1856年にイギリスの化学者であるウィリアム・ヘンリー・パーキンが紫色の塗料を発明し、紫色は身近な色になりました。