YTJ learning ためになる雑学 2018年7・8月号

知っていると、ちょっとはためになる雑学。待ちに待った夏! 1年の中で最も海を楽しめる季節ということで、海洋生物にまつわる雑学を紹介します。

バイリンガルのイルカがいる!?
水族館でも不動の人気を持つイルカ。あの愛らしい表情と優れた身体能力には、思わず魅了されてしまいます。さらに、人間には聞こえない超音波で仲間同士のコミュニケーションを取り合うことでも有名。ところがなんと、アメリカのイルカと日本のイルカでは言葉が通じないのだとか! そもそも彼らがどのように会話をしているかというと、約700種類もの音を組み替えて言語を作っています。その形は地域によって違い、アメリカと日本では“イルカ語”も別物。ある調査によると、太平洋の真ん中で見つかったイルカはどちらの言葉も身につけていたそうです。まさに、バイリンガルですね!
サメは、誰よりも繊細な感覚の持ち主
“海のギャング”とも呼ばれるサメはワイルドなイメージですが……。実はかなり繊細な感覚を持つ生物。人間と同じく視覚・嗅覚・触覚・味覚・聴覚の他に、「電流」を感じ取る第六感も持ち合わせています。たとえばある生物が筋肉を収縮させた時、かすかに発する微弱電流を敏感に察知。あっという間に獲物の居場所を探し当てます。この器官は地球の磁場を感知することもできるので、現在置を認識するGPSのような働きもするそうです。そして、さらに優れているのが嗅覚。100万倍に薄まった血の匂いも簡単に嗅ぎ取りますから、万が一海で怪我をした時はご用心を!
星屑のごとく増えていくヒトデ
ヒトデは英語でスターフィッシュ。なかなかロマンチックなネーミングを持つ一方で、ちょっと恐ろしい事実も。魚などに襲われ腕をくわえられると、ヒトデは自ら体を切り離します。失われた腕は切り口から再生し、やがて新しい部分が再生。さらに切られた側も細胞が生まれ、もう1匹のヒトデが繁殖します。つまり、切り離された分だけ増えていくのです。ある漁業関係者はアサリやハマグリの被害に困り果て、ヒトデを片っ端から捉え、切り刻んで海に投げ込んだのだとか。その結果、ヒトデの数は数倍に増えたという……。おとなしい生き物に見えますが、その再生力は驚くべきものですね。
感動的なウミガメの涙……じゃなかった!
ウミガメの産卵シーン、1度は見たことがあるのではないでしょうか? 「我が子に想いを込めながら、涙を流す様が感動的」と思いきや……。実はアレ、涙じゃないんです。塩分を含んだ“粘液”なんです! 海の中で暮らす生物は、水分補給のために海水を飲んでいます。そして、必要以上に摂取した塩分をエラなどから排出するのですが、ウミガメの場合はその役割を担う器官が目にあるだけ。陸に上がった産卵時にズームアップされることが多いですが、海中でも排出し続けています。とはいえ私たち人間にとってはとても神秘的な姿ですから、「涙」と勘違いしておいたほうが気分はいいかも!?