Job master VOL.12 バスガイド 嶋崎 愛

さまざまな職業で活躍する人に迫るJob master。第12回目は、いつの時代も憧れの職業上位にランクイン、多彩なバスツアーを展開する、はとバスのバスガイドに迫ります。

―お仕事の内容を教えてください。
主に、車窓から見える景色の観光案内です。見どころだけではなく、その土地の魅力や、おすすめのお土産などを車内でお客様にご案内しています。研修期間は1ヶ月程度あり、観光案内の内容を覚える机上研修から始まり、実践練習を積んで東京案内でバスガイドデビューをします。そこから横浜に行き、その先の鎌倉に行き、キャリアを積むとエリアが広がっていきます。私は現在東京を始め、長野県や山梨県、群馬県などの観光案内を行っています。他にも、社内の清掃やドライバーさんのサポートなども、バスガイドの大切な仕事です。

―バスガイドになったキッカケは?
もともと旅行が好きで、観光に携わるお仕事をしたいとは思っていたのですが、短期大学では教職の勉強をしていて、母校の中学校へ教育実習に行ったりもしていたんです。だけどそういった実習を通して人を育てる責任の重さを痛感して。それで就職活動をする時に、人の前に立って話をするバスガイドという職業は、自分がもともと好きだった旅行や観光に携わることができるし、短期大学で培ってきたことを活かせるのかなと思ったのでバスガイドという仕事を目指し始めました。

―一度のツアーでどれくらいのお話をされるのですか?
バスに乗車している時間が3時間だとしたら、最低でも1時間くらいはお話をしています。最初に入ったサービスエリアから目的地までの間は、車窓から見える景色を常に案内していますね。高速道路上のガイドは案内できるものが少なく、あったとしてもすぐに通り過ぎてしまうので大変です。ただ、高速道路には距離を示す“キロポスト”という標識があるので、それで場所を記憶して案内をします。案内するものが途切れた場合には、その土地の食べ物の話や料理の話をして、お客様を退屈にさせないようにしています。

―案内に必要となってくる新しい情報はどのように仕入れているのですか?
ガイドの控室に行くと「ここの桜が見ごろです」だったり、「ここの桜は今何部咲きです」といった各地の情報が、事細かに書かれているんです。実際に行ったガイドが情報を教えてくれたり、逆に自分が行ったところの情報を提供したり、行く先々のものはガイド同士で情報を共有することが多いです。

―バスガイドとしてやりがいを感じる瞬間は?
お客様の笑顔を見た時です。1日を無事に終えて、バスを降りる時に「ありがとう」という言葉を笑顔で言っていただいた時が一番、バスガイドという仕事のやりがいを感じますね。自分が努力した分、お客様から反応が返ってくるのがとても嬉しいです。お客様と一緒の景色を見て感動を共有できるということも、バスガイドとしてのやりがいに繋がります。私は当たり前のように毎日見ている東京タワーでも、お客様にとっては旅の中でたった一度の景色なので、それを見て感動していただいているのを一緒に分かち合える瞬間もすごく好きです。

―全国の高校生に伝えたいことは?
自分が好きなことを追求することがやりがいにも繋がると思っています。私は好きなことを追求しながら、自分の好きなことを仕事できているので、好きなことがあるのなら、仕事に繋がらなくても追及していってほしいです。

お仕事言葉辞典>>>バスガイド編

【左オーライです】ひだりおーらいです
自身がガイドをするバスのドライバーをサポートする際の言葉。大きなバスで観光をするため、ドライバーから死角になってしまう左側は、必ずバスガイドが確認する。「左側は問題ないです」の意味。

お仕事道具見せてください!

お守り代わりの教本
乗務の際に見ることはできない教本ですが、嶋崎さんはお守り代わりに常に持ち歩いているのだとか。中には東京案内の指示がぎっしりと書かれています。

Information
はとバス情報
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