Novel Coreにインタビュー!「馬鹿を見ても良いから大きな夢を見続けて、自分らしくいることを諦めたくない」

Novel Coreにインタビュー!「馬鹿を見ても良いから大きな夢を見続けて、自分らしくいることを諦めたくない」
Novel Core

 

2020年10月、SKY-HIが立ち上げたマネジメント/レーベル“BMSG”の第一弾アーティストとなったNovel Coreが、12月15日に待望のMajor 1st Album『A GREAT FOOL』をリリース。今回YTJPでは、豪華プローデューサー・アーティストも多数参加する本作についてインタビューを実施。作品に込めた想いを始め、制作の裏側、さらにアーティストNovel Coreのルーツについて聞いた。

 

―12月15日にリリースされる1stアルバム『A GREAT FOOL』はどんな作品になっていますか?

『A GREAT FOOL』というタイトルは“大バカ者”という意味です。この作品自体、自分自身が20歳になってから21歳になるまでの1年間を切り取ったような期間で制作したので、自分の中に“ピュアで愚直な子供の頃の自分のままでいたい”という気持ちがある反面、大人の中に入り、現実的な判断を下し、仕事をしないといけない瞬間も当然あって。大人になっていく中でいろいろなことを経験していって、少しずつ“賢くなっていく感覚”が自分の中にあったんです。正直、自分自身、馬鹿みたいに大きな夢を見たり、自分らしくありのままでい続けることが難しくなっていくんじゃないかという不安もあって、きっと誰しもが似たような感覚を持っているのではないかと思い、この作品を作りました。同じ状況にある人たちに向けてという想いもありますし、自分自身へのメッセージとして、“馬鹿を見ても良いから、大きな夢を見続けて、自分らしくいることを諦めるな”という想いを込めて作った作品になっています。

 

―今回のアルバムでは、さまざまな一流プロデューサーの方が、楽曲プロデュースをされていますが、この錚々たる面々の参加が決まった時の率直な感想を教えてください。

今回は、自分が“今、一緒にやらせていただくべきだな”と思った方々にオファーをさせていただいて、それが実現したという形になります。オファーをさせていただいた皆さんが、Novel Coreというアーティストの今後への期待や応援の気持ちを込めて、作品に参加してくださるということで、もちろん嬉しさもあったのですが、身が引き締まる想いの方が大きかったですね。より一層頑張って大きくなって、やって良かったと思ってもらえるアーティストにならないといけないなと。
制作では、それぞれのプロデューサーさんに対して、僕から“こういう曲にしたい”ということを細かく指定させていただいて。現場でドラムを組むところからセッションして作っていった曲も多かったので、曲が出来上がっていく過程で“この人とやるならこういう音にしたい”と頭の中で思い描いていたイメージが忠実に再現されていく喜びもありましたし、自分の想像を超えた範囲でより良いものになっているという感覚もあって…結構すごいものになりそうだという予感は常に頭の中にありましたね。

 

―また、今回はさまざまなアーティストの方とのコラボレーション楽曲も収録されていますが、実際にコラボレーションをしてみていかがでしたか?

SKY-HIさんはもちろん、AK-69さんやSG(ソギョン)くんとかと一緒にやってみて、それぞれがこれまで築き上げてきたもののバックグランドを、制作を通して感じることができました。特にAK-69さんに関しては、ラップを始めるずっと前から知っていて、ヒップホップシーンでの輝きはもちろんなんですけど、やっぱりヒップホップだけではなく音楽シーン全体、さらにはアスリートシーンにも大きな影響を与えている方だと思っています。音楽が持つ“人を鼓舞するパワー”をすごく強く発している方だなと改めて思いましたね。あとAK-69さんは、メジャーレーベルに属していてもすごく独立的な方針で活動されている方で、そこも僕が昔からすごく尊敬している部分なんです。今回改めて一緒にスタジオに入ってレコーディングをしてお話ししたりして、やっぱり人としてもすごく尊敬できる人だな、かっこいい人だなと感じました。

 

―『A GREAT FOOL』の中から、高校生に特に聴いてほしい曲を教えてください。

アルバムの最後に入っている『THANKS, ALL MY TEARS』という曲は絶対聴いてほしいです。『WAGAMAMA MONDAIJI』という曲も、別ベクトルで是非高校生世代に聴いてほしいなと思います。

Novel Coreにインタビュー!「馬鹿を見ても良いから大きな夢を見続けて、自分らしくいることを諦めたくない」
Novel Core

 

―そもそもラップはどんなきっかけで始められたのですか?

中学校の合唱コンクールで指揮者に立候補したことがきっかけで、クラシックミュージックにどハマりして。将来はウィーンに渡ってマエストロになりたいという夢も持っていて、勉強も少ししていたのですが、お金だったり現実的なことを考えた時に「難しいな」と思い挫折してしまって。でも音楽はもともと好きだったので、音楽と密接なところで何かをやりたいという想いはずっとありました。そんな時にYouTubeで音楽の動画を観ていたら、関連動画でヒップホップのインストが出てきて、音楽的にも自分が今まで聴いてきたいろいろなジャンルから派生して生まれたような部分もあるし、ラップは言葉数が多い分、必然的にメッセージ性が強いものや、具体性のあるものが多くて。海外には社会性の強いラップをするアーティストとかも当然たくさんいたので、自分がやりたいことと合っているんじゃないかと思い、ラップを始めました。最初の頃は言葉に詰まりながらも、自分の部屋のスピーカーでインストを流しながら壁に向かってラップをし続けて、2ヶ月くらいが経った頃には、自分的にラップのスキルがついたかなという感覚が出てきたので、当時流行っていたMCバトルにエントリーして。それと同時期に渋谷の路上とかでもフリースタイルでビートボクサーとセッションしたり、週4日くらいはパフォーマンスをしていました。そういった活動をしていたら、『BAZOOKA!!! 高校生RAP選手権』などの大会に出させていただくことになり、優勝して、Zeebraさんの事務所と契約して…という感じでアーティストデビューに向かっていった感じですね。

 

―今後、新たに挑戦していきたいことを教えてください。

まずはバンドでライブをするという体制を作りたいなと思っています。僕自身、ラップに限らずいろいろなジャンルの音楽をするので、ライブでの自由度の高さを考えた時に、バンド体制でやれるのが一番かなと思うんです。あとはやっぱりいろいろな人のライブを観ていても、バンド体制のものを見た時に、端的に言うと“迫力”が違うんですよね。そういったこともあり、バンド体制のライブをやりたいと思っています。ワンマンライブの前に、一旦DJ体制でもちゃんとした有観客公演をやりたいですけど!あとは、メジャーデビューをした時くらいからずっと言っていることで“3年以内に日本武道館でライブをする”ということは目標の一つなので、ここからの2年間で日本武道館まで行けるように、一つずつ着実にステップアップしていけたらいいなと思っています。

Novel Coreにインタビュー!「馬鹿を見ても良いから大きな夢を見続けて、自分らしくいることを諦めたくない」
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―Novel Coreさんの、アーティストとしてのポリシーを教えてください。

脚色しない、嘘をつかないということですかね。ファンの皆と向き合う時や、スタッフさん達と向き合う時も、思ってもいないことを口に出すようなことは絶対にしないようにしています。歌詞とかでも、本当に思っていることだけを伝えていきたいんです。脚色をせずにまっすぐ音楽と向き合っていくということはすごく大事にしていますね。あとはスタッフさんとかが増えていくと、どうしても人対人として、相手の目を見てお仕事をする感覚がすり減っていってしまうと思うのですが、僕は今後も一人一人の目を見ながらお仕事ができたらいいなと思っています。

 

―高校生にメッセージをお願いします。

高校時代は本当に多感な時期ですし、心と身体の成長に自分自身が追いつけない時期だと思います。自分でもわかっているのにできないことがあったり、歯がゆい気持ちを抱いてしまうことも多いと思うんです。悩みすぎて“いなくなってしまいたい”という気持ちになることもあるだろうし、実際に僕もそんなことがありました。ただ、今回のアルバム『A GREAT FOOL』に入っている『THANKS, ALL MY TEARS』という楽曲の中でも歌っているのですが、自分の人生を1本の映画に例えた時に、エンディングをより感動的で華やかなものにするためには、挫折をしたり絶望したりするシーンも撮影しないといけないんです。だから、今はその撮影中なんだと思いながら、明日に期待して、踏ん張って生きていってくれたらすごく嬉しいです。

 

―ファンの皆さんにメッセージをお願いします。

ようやく、ファンの皆さんに『OUTER(アウター)』という名前をつけることができて、名前で呼べるようになって本当に嬉しいです。みんなとは“ファンの皆さん”という距離感ではなく、もっと近い距離で歩んでいきたいし、“ファン”という括りではなく、一人一人との一対一を100万回、1000万回やっていくつもりで、今後も音楽を続けていきたいと思っています。ついてこなかった人達を後悔させるため信じて付いてきてくれた人を後悔させないように、この命を削り続けたいと思っているので、これからも応援していただけたら嬉しいです。

Novel Coreにインタビュー!「馬鹿を見ても良いから大きな夢を見続けて、自分らしくいることを諦めたくない」
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<プロフィール>
Novel Core
“BAZOOKA!!! 第12回高校生RAP選手権”での優勝、Zeebra主宰のレーベル“GRAND MASTER”との契約、SKY-HIのミックステープ『FREE TOKYO』への参加など、着実に結果を残し続け、その名を全国へと広げてきた弱冠20歳。
2020年1月、ABEMAの大人気恋愛リアリティーショー『月とオオカミちゃんには騙されない』への出演がきっかけとなり、ティーンを中心に絶大な支持を獲得。
同年4月にリリースされた1st Album『WCMTW』はiTunesをはじめとする多数のチャートで上位を独占し、LINE MUSICではOfficial髭男dismらを抑え、アルバムチャート / ソングチャート共に総合1位を獲得。大きな話題となった。
2020年10月、SKY-HIが立ち上げたマネジメント / レーベル “BMSG” に第一弾アーティストとして移籍、BMSGとavexが共同で設立する音楽レーベル “B-ME” からメジャーデビューを果たす。
音楽のみならず様々なフィールドでの活躍が期待されている最注目アーティスト。

 

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