静岡県立沼津商業高等学校 地域活性部 写真取材班「荒茶生産量日本一に返り咲くために 静岡茶を使った和洋スイーツを開発!」

第92回の全国高校生NEWSは、静岡県立沼津商業高等学校の地域活性部 写真取材班。「〜未来を創る〜 第12回全国高等学校フードグランプリ」で大賞を受賞した和洋スイーツ「しずっ娘。」の開発エピソードについて聞きました。

静岡県立沼津商業高等学校 地域活性部 写真取材班「荒茶生産量日本一に返り咲くために 静岡茶を使った和洋スイーツを開発!」

〜荒茶生産量日本一に返り咲くために 静岡茶を使った和洋スイーツを開発!

地元の特産品を活用して高校生が開発した商品のグランプリを決める大会「全国高等学校フードグランプリ」。昨年まで商業高校の生徒を対象に実施されていましたが、今年度から募集対象を、授業・部活動などの学校活動で商品開発を行う全国の高等学校に拡大。その1回目となる「〜未来を創る〜 第12回全国高等学校フードグランプリ」では、過去最多の応募数となる41校65商品の応募がありました。その中で大賞に輝いたのは、静岡県立沼津商業高校 地域活性部 写真取材班の5名が開発した「しずっ娘。」。沼津茶と宇治抹茶を使用した生地でミルクあんを包んだ和洋スイーツが、本大会初出場で全41校の頂点に立ちました。

開発にあたり着目した地元食材は“静岡茶”。日本茶の三大産地の一つとして知られている静岡県は、統計が残っている1959年から※荒茶の生産量1位をキープしてきました。しかし2024年に初めて2位に。その結果は、静岡県に住む生徒たちにとってショッキングな出来事だったそうです。その出来事から、静岡茶を再び日本一にするための商品開発を決意。外国人観光客に抹茶のお土産が人気なこともあり、インバウンドの方をはじめ、幅広い年代の方に親しまれる和洋スイーツを開発することにしました。

開発の際にこだわったのは使用する茶葉の種類。多くの茶葉の中から選んだのは、地元で作られている沼津茶です。沼津茶の豊かな香りと、まろやかな味が決め手となりました。また生地に深い色味を出すため、沼津茶に加えて宇治抹茶を使用するよう協力会社の氏原製菓株式会社の方にアドバイスをもらい完成した「しずっ娘。」。試食の際に全員が優勝を狙える商品だと確信したそうです。

見事にフードグランプリの予選を勝ち抜き、昨年11月に行われた本戦出場を果たした沼津商業高校の「しずっ娘。」。当日は試食販売と、プレゼンテーションで大賞が決定しました。試食販売については、商品完成後に実演販売の経験があったため不安はなかったそうですが、プレゼンテーションはかなり入念に準備をしたそう。パワーポイントで資料を作成しながら、プレゼンの際に読む原稿も同時に制作。強調したい部分を目立たせるなど細部までこだわりました。大会当日のプレゼンテーションでは、生徒の1人が“しずっ娘。”に扮し、生徒としずっ娘。が対話をしながら静岡茶の現状やしずっ娘。開発の経緯を演劇風に発表。その結果、見事プレゼンテーション賞も受賞することができました。清水心音さん(2年)は「発表内容や演劇風の構成なども自分たちで考えたので、プレゼンが褒められたのが嬉しかった」と話しました。

“静岡茶を再び日本一へ”、その想いから開発された「しずっ娘。」。見事にフードグランプリで日本一に輝き、全国にその名を轟かせたことは、静岡茶が再び荒茶生産量日本一になるための追い風となるに違いありません。

静岡県立沼津商業高等学校 地域活性部 写真取材班「荒茶生産量日本一に返り咲くために 静岡茶を使った和洋スイーツを開発!」
▲沼津茶と宇治抹茶を使用した生地でミルクあんを包んだ和洋スイーツ「しずっ娘。」。静岡県内のスーパーマーケットや土産店、氏原製菓株式会社のオンラインショップで販売中です。

静岡県立沼津商業高等学校 地域活性部 写真取材班「荒茶生産量日本一に返り咲くために 静岡茶を使った和洋スイーツを開発!」
▲完成した「しずっ娘。」を試食した時の様子。リーダーの山本くんは「食べるまで食感や味を想像できなかったが、今まで食べたお菓子の中で一番美味しかった」と話してくれました。

静岡県立沼津商業高等学校 地域活性部 写真取材班「荒茶生産量日本一に返り咲くために 静岡茶を使った和洋スイーツを開発!」
▲コンテスト当日は準備していた数量が早々に完売するほど人気でした。実演販売を経験していたこともあり、コンテストでの試食販売はあまり緊張しなかったそうです。
静岡県立沼津商業高等学校
静岡県沼津市にある公立の商業高校。商業の学習を通して地域経済の担い手となることを目指す「総合ビジネス科」と、情報の学習を通して高度情報化社会の担い手となることを目指す「情報ビジネス科」の2学科を設置。「自主・友情・進取」の校訓のもと、生徒個々の自主性を重んじ、敬愛と協力の心を醸成、進取の精神で挑戦する態度を育成しています。