さまざまな活動に励む高校生にスポットを当てるスポットライト。 第65回は、創部59年と長い歴史を持つ、埼玉県立豊岡高等学校バトン部 Shinys。 軽快なステップと華麗なバトン捌きで見る人を魅了するShinysを紹介します。
ーActivity>>>バトンを自在に操り演技する練習風景
華麗なバトン捌きで見る人を虜にする バトン部 Shinys
音楽に合わせてバトンを自在に操りながら、時にはバトンを高く投げ、バトンと身体で音楽を表現するスポーツ“バトントワーリング”。スポーツ競技としての一面を持ちながら、パレードやショーなどで華やかに演技する機会も多く、スポーツと文化の両面から親しまれています。豊岡高校バトン部 Shinysも大会だけでなく、校内発表会や地域イベントなどにも積極的に出演し演技を披露しています。“Shinys”の名前の通り、華麗なバトン捌きで自らが輝きながら、見る人も笑顔にするチームです。
ーInterview>>>一人ひとりが課題と向き合い、目標に向かって頑張れる
■バトン部に入部したきっかけを教えてください。
加治:幼稚園から小学校6年生までクラブチームでバトンをやっていたのですが、中学校に入るタイミングで辞めてしまいました。高校ではもう一度バトンに挑戦したいなと思い、バトン部のある豊岡高校に入学し、Shinysに入りました。
今野:私も年長の時から中学3年までバトンを習っていて、バトンを使って踊るのが好きだったんです。10年続けたバトンを辞めてしまうのはもったいないと思い、バトン部のある豊岡高校に入学しました。
■バトンの魅力を教えてください。
加治:バトンは回転技や投げ技など難しいものが多く、手の皮がむけるまで、何度も何度も練習をします。時間をかけて技ができるようになった時は、本当に嬉しいし、たくさん練習をしてよかったなと思います。
今野:大会の演技は、半年前から曲決めや振り付け、ポジショニングなどの練習を始め、チームで動きを揃える技や難易度の高い技は、何百回も練習して大会に臨みます。大会特有の空気に緊張しますが、バトンを落とさずに完璧な演技ができた時は嬉しいです。また校内発表会などで演技をする際は、自分たちで振り付けや構成、衣装を考えます。自分たちで作り上げた分、演技が完成した時は達成感がありますね。
■自分たちで構成を考える際に意識していることはありますか?
加治:全員が踊りやすく、踊っていて楽しい振りと、一人一回は必ず真ん中や目立つところで大技を披露するようなフォーメーションを意識しています。
■Shinysの強みを教えてください。
今野:Shinysのモットーは“全員レギュラー”です。大会にも部員全員で出場するので、チームのレベルを上げるために、一人ひとりが責任を持って技術を向上させる必要があります。そのために土日の部活では前後に自主練をして、部活がない日もバトンを持ち帰って個人練習をしています。一人ひとりが課題と向き合い、目標に向かって頑張れるところが強みだと思います。
加治:現在Shinysは17人で活動しているのですが、本当に仲が良いんです。全員で同じ目標に向かって練習し、演技を良くするために学年関係なく意見を言える環境なのは、仲の良いチームだからこそだと思います。
■今後の目標を教えてください。
加治:Shinysとしては、6月に行われる全国高等学校ダンスドリル選手権大会2025関東大会のメジャーレット部門で全国大会に進出することです。個人的には、1年前から練習している技の完成度を上げたいです。
今野:私は2年生の時から練習している技があり、本番になると緊張して成功しないことがあるので、どんな状況でも成功できるようにしたいです。
※5月14日 取材時
ーReport>>>Shinysに欠かせない3つのもの
ーPerson>>>Shinysの○○なヒト!!
◆埼玉県立豊岡高等学校 HP:https://toyooka-h.spec.ed.jp/