【向上高等学校新聞委員会】神奈川県発祥の名物・生チョコレートを取材!「溶かす温度にこだわって」

【向上高等学校新聞委員会】神奈川県発祥の名物・生チョコレートを取材!「溶かす温度にこだわって」

口に含んだ瞬間とろける仕上がりに

【向上高等学校新聞委員会】神奈川県発祥の名物・生チョコレートを取材!「溶かす温度にこだわって」
株式会社シルスマリア「生チョコレート」(※提供画像)

今号は、平塚市に本店がある株式会社シルスマリアの「生チョコレート」について取り上げる。

1988年、洋菓子店として地元の名店だった「シルスマリア」の当時のオーナーパティシエは、パキパキとした固いチョコレートではなく、口に含んだ瞬間にとろけるような、今までにない食感や味わいのチョコレートを作り出したいと考えていた。そこで、600種類のベルギーチョコレートを「溶かし、混ぜて、冷やす」作業を繰り返しながら試行錯誤した末に完成したのが「生チョコレート」である。特にこだわったのはチョコレートを溶かす温度で、高温すぎると成分が分離してしまい、低温すぎると材料が混ざらずざらついた食感が残ってしまう。時間をかけてゆっくりと溶かしていき、クリームを加えることで「生チョコレート」は完成する。

普及活動やバレンタインの効果もあり、徐々に浸透していった「生チョコレート」。3種類のチョコレートとクリームで作られたシルスマリアの定番商品である「公園通りの石畳シルスミルク」は、「モンドセレクション最高金賞」を受賞した。現在は、ビターチョコレートやホワイトチョコレートを用いた商品のほか、果物や紅茶をブレンドした商品も販売している。

店舗運営課長の村田彩水さんは、「みんなでシェアしたり、男性から女性へプレゼントとしたり、様々なシーンで利用してください」とにっこりと話した。

 

※本情報は、向上高等学校 新聞委員会が発行する「こゆるぎ」より転載しています。

 

向上高等学校HP:https://www.kojo.ac.jp