安斉かれんにインタビュー「何も続けられない私が音楽だけは今も続けられている」

安斉かれんにインタビュー「何も続けられない私が音楽だけは今も続けられている」
安斉かれん

9月に配信シングル「18の東京」のリリースを皮切りに7作品連続リリース中の安斉かれん。11月にはドラマ『凛子さんはシてみたい』のエンディング主題歌になっている「夜は未完成」をリリース。インタビューでは本作に込めた想いをはじめ、音楽活動のルーツについて聞いた。

−現在7作品連続リリース中ですが、2作目となる『夜は未完成』(11/3リリース)はどんな楽曲となっていますか?

この楽曲は私の曲の中では初めてのジャズテイストの曲になっています。普通の女の子がちょっと背伸びをした恋愛の歌です。「あなたと私がいなきゃ 夜は未完成」という歌詞があるんですが、女の子の弱さだったり、可愛らしいところを表した歌詞になっています。

−注目してほしいポイントはありますか?

この曲の主人公は付き合ってるわけではなく、ちょっと切ない恋なんです。実際の恋愛って意外とそういう感じが多いのかなと思って。すべてがうまくいくわけではなくて、報われなかったりとか、切なかったりすることは多いと思うので、歌詞には結構共感してもらえるところが多いと思います。

−本作はドラマ『凛子さんはシてみたい』のエンディング主題歌となっていますが、決まった時の心境はいかがでしたか?

こんなにも楽曲と世界観がマッチしてくれた物語があるんだと思って、すごく嬉しかったです。実際にドラマも見ましたし、キュンキュンしました(笑)。大人の恋だなって(笑)。『夜は未完成』はドラマのエンディングに決まる前からあった曲なので、ドラマの内容に沿って歌詞を書いたわけではないんですが、世界観がリンクするところとかもあって。それにもキュンキュンしました。

−今現在7作品連続リリースをされていますが、残り5作はどのような楽曲になる予定ですか?

7作やっていく中で随時作詞もしていきつつ、テーマを決めていく予定です。この7作でいい意味で安斉かれんっぽいというイメージをどんどん壊していきたいなと思っています。なので、よりいろんなテイストの楽曲に挑戦していきたいです。

−少しお話が変わりますが、安斉さんが音楽を始めたキッカケは?

小さい頃から父親の車とかでローリング・ストーンズを聞いていたんです。本当に常に音楽の中で生活をしていましたね。その影響か、私自身も小さい頃からエレクトーンやお囃子をやったりと楽器を演奏するのが好きな子でした。それで中学にあがる前くらいのときに父が初めてローリング・ストーンズのライブに連れて行ってくれて。そこで初めてアルトサックスに触れて。私もやってみたくて中学では吹奏楽部に入りました。そんな感じで小さい頃から楽器に触れてきたんですが、歌に関しては音楽が好きだったし音楽全般ができるようになればいいなと思って、高校に入る頃に喉も楽器のひとつと考え、ちょっとやってみようかなくらいの感覚で始めましたね。

−安斉さんの音楽はローリング・ストーンズがベースになっているんですか?

ベースになっているわけではないと思いますが、よく聞いていたので音楽への憧れを持ったという意味では大きく影響していると思います。

−小さい頃から楽器に触れていたとのことですが、今でも楽器を演奏することはありますか?

やります、やります!前ほど楽器の演奏はできていないんですが、家にピアノはあるのでたまに弾いたりしています。サックスは音が大きいので、なかなか家で吹けないのが残念です。

安斉かれんにインタビュー「何も続けられない私が音楽だけは今も続けられている」
安斉かれん

−安斉さんはご自身の楽曲の作詞をされていますが、どのように考えているんですか?

以前から思ったことや考えたこと、見たものをとにかくスマホにメモしています。そこから曲を選んで歌詞を合わせていくってことが多いんですが、最近は物語を考えて歌詞にすることもしています。どうしても実体験だけじゃ幅も広がらないので、最近は物語を考えることも多いです。今回の『夜は未完成』も物語を作って歌詞にしました。歌詞にしても物語にしても考えるのは1人のときが多いですね。私、人間観察がすごく好きなので街中で見た人の人生とか勝手に考えて(笑)。
あと、まだ歌詞からメロディを作ったことがないので、そういうのもこれからは挑戦していけたらと思っています。

−作詞をする上で今後の目標はありますか?

最近になって物語を作って歌詞を書くようになったので、そこはもっと頑張っていきたいです。
あとは、今までもそうなんですけど、あんまり背伸びしすぎないで書くことを意識しているので、そこは変わらず等身大の私で歌詞を書いていきたいと思っています。

−話は変わりますが、安斉さんはどんな高校生でしたか?

超ド金髪の3年間でしたね(笑)。ボイトレに行くかカラオケに行くかって感じで結構友達とワイワイしてました。それでもやっぱりやってることは音楽でしたね。私、音楽しか続けられなかったんです。本当に何も続かなくて。バイトも3日で辞めちゃうし。そんな私が音楽だけは今でも続けられているんです。

−最近はもう寒くなってきて、今年も残り約2ヶ月になりましたが、今年中にやっておきたいことはありますか?

それが特にないんですよね(笑)。強いて言えば、冬が一番好きな季節なので冬らしいことをしたいです。街の雰囲気もロマンチックになっていくので冬が好きなんです。
あと、最近エビが食べられるようになったんです。二十歳までアレルギーで食べられなかったんですけど治ったみたいで食べられるようになったので、今年中ってわけじゃないですが、食べられなかった20年分も含めてたくさんエビを食べたいです(笑)。

−最後に高校生へメッセージをお願いします。

みなさんいつも応援ありがとうございます。高校生は本当に短い3年間なので、何事も楽しんで頑張ってください。これからも応援よろしくお願いします!

<プロフィール>
安斉かれん
生年月日:1999/8/15
出身:神奈川県
2019年にデジタルシングル「世界の全て敵に感じて孤独さえ愛していた」でデビュー。
7作品連続リリース第2作
配信シングル「夜は未完成」が現在配信中
◆配信はこちら
https://KalenAnzai.lnk.to/yoruhamikanseiPR
◆MVはこちら
https://youtu.be/3PNsysWirEk

■第1作「18の東京」配信中
◆配信はこちら
https://kalenanzai.lnk.to/18notokyo
◆MVはこちら
https://youtu.be/zugukOPbYDs

■安斉かれんWeb Site:
http://kalenanzai.com/