vol.11 お給料と税金についてのハナシ

今を生きる人すべてにとって身近な存在でありながら、あまり知らない“オカネのハナシ”。高校生が分かりやすい視点から、税理士・水村先生が“オカネ”について教えます!

今のうちに知っておきたい“お給料”のハナシ

私が取締役をしている美容室ではこの4月に新入社員が入り、先日社会人になって初めての給料を手にしました。いわゆる初任給ですね。彼らに使い道を尋ねてみると「親にプレゼントを買いたい」とか、「昔から欲しいと思っていたカメラを買いに行く」など、素敵なエピソードで溢れていました。私の同期には初任給全額を東日本大震災に寄付した人がいて感心したことも思い出します。一般的に給与は各々が持つ銀行口座に振り込みされますが、実際の入金額と提示された額面に差額があります。では、実際の給与明細を参考にして詳しく見てみましょう。

給与明細を⾒てみよう

下記は実際の給与明細のイメージですが、いくつかの区分に分かれているものが一般的です。一つずつ説明していきます。

vol.11 お給料と是金についてのハナシ

◆勤怠……該当月の出勤の状況が記載してあります。遅刻や欠勤もこちらに記載されます。
◆支給……会社があなたに支給する給与の額が記載してあります。
◆控除……社会保険料や税金などが記載されています。これは、本来あなたが負担すべき社会保険料や税金を会社が給料から差し引き、代わりに支払っています。
◆差引合計……会社から支給された給料から控除する金額を差し引いたものが記載されています。いわゆる手取り額です。

今後みなさんが会社に就職して給与の額を提示されることがあると思います。その時に提示される金額はほとんどの場合で支給額を指しています。そのため、支給額がそのまま振り込まれるのではなくそこから控除を差し引いた差引支給額が振り込まれることに注意してください。

学歴による初任給の差って?

vol.11 お給料と是金についてのハナシ

上の表は令和元年に厚生労働省が行った学歴別の初任給の調査結果です。このようにみるとまだ学歴によって支給額に差があるのがわかります。以前のコラムで書いたように地域によっても給与の差はありますし、学歴によって初任給を受け取る年齢も変わってくると思いますので、あくまで目安として見てください。


今回は給与明細の見方について書いてみましたが、いかがでしたでしょうか。私の周りの社会人でも給与明細の見方をよくわかっていない方がいますし、そもそも関心が無い方もいます。お金は生活に直結するものなので、必要最低限の知識として覚えておいてくださいね。





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