【インタビュー】Worker’s file 広報 茗荷麻由「やりたいと思ったことはやってみてください。思い描いた夢は叶えられると信じています。」

さまざまな職業で活躍する人に迫るWorker’s file。第27 回目は、人生を豊かにするための“マインドフルネス”を日本で広めている会社、ラッセル・マインドフルネス・エンターテインメント・ジャパン株式会社の広報、茗荷さんに迫ります。

Worker’s file 広報 茗荷麻由「やりたいと思ったことはやってみてください。思い描いた夢は叶えられると信じています。」

茗荷麻由(みょうがまゆ)
桐朋女子中学校・高等学校、清泉女子大学卒業後、某テレビ局グループ会社に就職。4年勤めた後、1社を挟み、ラッセル・マインドフルネス・エンターテインメント・ジャパン株式会社に転職。広報として、メディア対応等の業務を行っている。グロービス経営大学院在学中。

 

エンターテインメントの力を使って、多くの方にマインドフルネスを知ってもらう


ー仕事内容を教えてください。

広報として、会社で行っている事業を社外の人にお知らせする仕事をしています。SNSの運用や、ブログの執筆、あとは弊社としてのニュースがある時に、“プレスリリース”という、ニュースをまとめた資料を作成し、メディアの方に送付したりしています。テレビや雑誌の取材を受ける際の立会いや、掲載される原稿の確認というのも私の主な仕事になります。


ー茗荷さんの会社でされている事業内容を教えてください。

弊社の事業の軸である“マインドフルネス”は、「今ここでの体験に、あるがままに気づいている状態」を指します。例えば勉強をしていても、「アレをやらなければ」など他のことを考えてしまう時がありますよね。人間の脳は、過去への後悔や、未来への不安などが頭の中に浮かぶように出来ています。それに気づいて、今に意識を集中させることをマインドフルネス状態と言います。目の前にあることだけを考えることによってストレスが減り、集中力も高まるので、結果的に生産性が上がったり、創造性を向上させるなどの効果があります。弊社では、そのマインドフルネスを、エンターテインメントを通して世に広める事業を行っています。企業向けにセミナーを開催したり、一般の方にはアプリやチェアといった日常的に利用できる製品をご提供しています。マインドフルネス状態を作る方法の一つとして瞑想があるのですが、その瞑想を手軽にできるアプリを開発して、音楽家の小室哲哉さんや大沢伸一さんに瞑想用の音楽を作っていただいたり、瞑想用のガイドを倉木麻衣さんに担当いただいたりするなど、エンターテインメントの力を使って、多くの方にマインドフルネスを知ってもらうための事業を展開しています。


ー現在の仕事に就くまでの経緯を教えてください。

高校1年生の時に、あるブロードウェイミュージカルを観て人生で一番と言ってもいい程の感銘を受けました。もともと舞台が好きだったこともあり、大学では観劇ができる場所に留学するため、文学部の英文学科に入りました。入学してからはロンドンに留学をしてたくさんの舞台を観て帰国して。卒業後は、高校1年生の時に感銘を受けたミュージカルに関わる仕事がしたいと思い、主催している会社に入社しました。3年後には、そのミュージカルに携わらせていただくことができて充実感もあったのですが、反面、すごく忙しくて体調を崩し、自分の力不足もあって辞めざるを得ない状態になってしまったんです。転職後も、ストレスが原因で体調を崩す人が多くいることを体感し、“なんとかならないかな”と思って。そんな時に、今私が在籍する会社のイベントがあり、そこでマインドフルネスのことを知って、多くの人に広めたいと思い、転職を決めました。


ー広報の仕事にはどんな人が向いていると思いますか?

人とコミュニケーションを取るのが好きな人ですかね。広報はメディア対応をはじめとして外部の人とコミュニケーションを取る機会がすごく多いんです。だから、人が好きという人や、コミュニケーションを取るのが好きな人はすごく向いている職業だと思います。


ー高校生にメッセージをお願いします。

やりたいと思ったことはやってみてください。一歩踏み出してみると、自分が好きなものや夢が見つかりますし、思い描いた夢は叶えられると信じています。どんどん挑戦して、失敗も含めたくさんの経験をしてほしいです。

お仕事言葉辞典>>>マインドフルネス編

【呼吸瞑想】 こきゅうめいそう

呼吸をしていることに意識を集中させる瞑想。鼻先やお腹の感覚で、息を吸っている時に吸っていること、吐いている時に吐いていることに100%の意識を向けて、今に気づくという瞑想方法。

お仕事道具見せてください!

Worker’s file 広報 茗荷麻由「やりたいと思ったことはやってみてください。思い描いた夢は叶えられると信じています。」

アプリRussellME、紙手帳
マインドフルネス用のアプリは、仕事の休憩中や通勤中に頭をクリアにして心を落ち着かせるために使用。紙手帳のビューティーライフダイアリーは、今の自分を見つめるために使用するそうです。

茗荷さんが広報を務める会社

Worker’s file 広報 茗荷麻由「やりたいと思ったことはやってみてください。思い描いた夢は叶えられると信じています。」