Jホラー界の巨匠・清水崇監督の最新作『だぁれかさんとアソぼ?』が、7月24日に全国公開! “絶対にやってはいけない遊び”が実行されたことがきっかけで、恐怖の連鎖へと引きずりこまれていく学園ホラー映画となる本作。今回YTJPでは、主演・鎮西寿々歌さん演じる平瀬小春の妹、平瀬菜々美役の星乃あんなさんにインタビューを実施! 役づくりで力を入れたことや、姉妹役を演じた鎮西さんとの撮影秘話などを聞きました。

2009年11月1日生まれ、千葉県出身。TBSテレビ日曜劇場『テセウスの船』(20)で俳優デビュー。近年の映画出演作に『ゴールド・ボーイ』(24/金子修介監督)、『この夏の星を見る』(25/山元環監督)など。2023年からは雑誌『nicola』の専属モデルを務めた。
—映画『だぁれかさんとアソぼ?』はどんな作品になっていますか?
学校の階段で“絶対にやってはいけない遊び”をやってしまい、そこから学生たちの日常がだんだんと歪み始めていくという学園ホラー映画です。私が演じる平瀬菜々美は、周りの空気に流されてしまって本音をあまり話せないような性格で、鎮西寿々歌さん演じる平瀬小春の妹です。友達もいて一見充実して見えるのに、どこかポッカリと穴が空いたような人物です。
—演じるキャラクターと自身との共通点はありますか?
実は私と菜々美は共通点がなくて。なんなら真逆だなと思うような役柄でした。菜々美の周りには友達がたくさんいて、妹想いの優しいお姉ちゃんもいるのにどうして不満そうなのだろう? というのは、私自身の視点で客観的に見た時もすごく感じたことでしたね。オーディションの時から“どうしてこの子はこう思うのだろう?”、“どうしてこういう行動をするのだろう?”と疑問に思う点はたくさんあって。一枚のオーディション用の台本から自分の解釈でいろいろと読み取ってオーディションに挑みました。役が決まってからは、“他人事にしてはいけない、ちゃんと平瀬菜々美という役に寄り添わないと演じきれない役だな”ということを改めて感じましたね。
—演じるにあたって役づくりはどのようにされたのですか?
菜々美とお姉ちゃん、菜々美と友達との関係性がキーになるような作品でもあるので、菜々美のことだけを考えるのではなく、周りの人たちの感情や周りの人たち同士の関係性からもいろいろなことを汲み取ろうとしました。“この子はこの子のことを今こう思っているのかな”とか、“セリフではこう言っているけど本心はこうかもしれない”とか。セリフや行動一つひとつに隠された本音をしっかりと読み取って、落とし込むようにしていきました。
—“ホラー映画”に出演するにあたり何か意識した点などはありましたか?
ホラー映画の出演が初めてだったのですが、私は観るという点ではホラー映画は得意ではなくて(笑)。でも、オーディションを受けるにあたって勉強のためにホラー映画を観たのですが、やはり映画館の大きな画面で観るのは怖くて、スマートフォンで過去のホラー作品を観ました(笑)。実際に撮影が始まってからは、ホラー映画ならではの緊張感やゾクゾクする感じを観ている人に届けられるよう、ホラーシーンでのリアクションは特に意識していました。
—撮影中の雰囲気はいかがでしたか?
とても明るい現場でした! お昼ご飯で出していただいたケータリングをみんなで机を囲んで食べながら、たくさんお話をしていました。そんな中でも、緊張感があるシーンや感情をぶつけ合うシーンの前には、しっかりと気持ちを入れられるように雰囲気を作ってくださる現場だったので、すごく演じやすかったです。
—撮影中で特に印象に残っているシーンはありますか?
特に印象に残っているのは、鎮西さんと一緒に演技をさせていただいたシーンです。二人でいろいろなことに巻き込まれていくようなシチュエーションがすごく多かったのですが、ホラーシーンはCGをあまり使わずに作り上げてくださったので、本当に見たままの反応で演じることができて。そういったシーンの時には、鎮西さんとは“目の前でショッキングなことが起きたら人ってどんな反応をするのだろう”と作品のことについてもたくさん会話をしましたね。
—姉妹役を演じた鎮西さんとはどのような関係性でしたか?
鎮西さんと初めてお会いしたのは本読みの時だったのですが、隣に座っていたこともあってたくさん話しかけてくださり、その時からすでにお姉ちゃん感がありました。ただ映画の中で菜々美は、お姉ちゃんと少し心の距離があるような役柄だったので、カメラが回って姉妹を演じている時はその微妙な距離感を保てるようにしていました。その反面、感情をぶつけ合うようなシーンでは、もともと鎮西さんが距離感がないように接してくださっていたこともあり、違和感なく真正面からぶつけ合えたので、良い演技ができたのではないかなと思います。
—演じていて難しかったことはありますか?
菜々美はお姉ちゃんに対しては感情をぶつけるようなことがあるのですが、学校の友達にはあまり感情を出さなくて。みんなが気づいていない違和感を自分だけ抱いているけれどそれを言葉には出さない、一見楽しそうにしているけれどどこか不満があるということを、セリフではなく表情や立ち振る舞いで表現しないといけなかったので、それは難しかったですね。自分の経験をもとに考えたり、清水監督ともいろいろ話し合いながら演じていたので、演じていくなかでだんだん感覚がつかめてきたような感じでした。
—改めて映画のおすすめポイントを教えてください。
ジワジワと感じるホラーというのが、まさに“Jホラー”という感じなので、そのジワジワを楽しんでほしいなと思います。高校生は部活の友達とか、大人数で観に行くのも楽しそうだなと思います! あとはやっぱり好きな子と手を繋いだりして♡ やっぱりホラー映画には青春チャンスがあるんじゃないですかね(笑)。
—“若者の中での流行りの遊び”が作品のポイントとなっていますが、撮影現場で流行っていたことはありますか?
『どすこいゲーム』です! 指スマの進化系みたいな感じなのですが、「どすこい」と言いながら指を上げて、思いついた平仮名一文字を言うんです。例えば「あ」と言ってみんなの指が全部で5本上がっていたとしたら、「あ」から始まる5文字をいち早く言うというゲームで。それをずっとやっていました。すごく頭を使うゲームなので、朝早くから撮影がある時は眠気覚ましにも良くて。口も使って呂律も回るので、みんなでよくやっていましたね。
—星乃さんの中で今流行っていることはありますか?
英語を学習できるアプリにハマっています! 家族と競い合いながらやっていて、それがすごく楽しいです。まだ始めてから100日ほどですが、英語を習得できている体感はあって。都内でお出かけをすると海外の方とすれ違うことが多いのですが、結構会話に耳を傾けちゃいます(笑)。なんとなく“こう言っているのかな?”というのはわかるようになってきましたね。もともと英語は苦手で、単語も覚えられなくて苦戦していましたが、やはり勝負するからには1位になりたくて! 一生懸命やっていたら、だんだんできるようになっていきました。家族に負けたくないのでずっとやっています(笑)。
—読者の高校生にメッセージをお願いします。
この映画は人間関係がすごくキーになっていて。ホラー映画ではありますが、その中でも学校内での友達との関係性をすごく忠実に描いているので、共感してもらえる部分も多いかなと思います。私は今でこそ学校に友達もたくさんいるのですが、最初の頃は友達作りに悩んだりもしていました。私はそんな時はとにかくいろいろ話しかけていて。例えば何かクラスで決め事をする時に何をすればいいのかわからない時間とかがあるじゃないですか。そういう時に同じようなことを考えていそうな子に「今何すればいいんだろうね?」みたいな感じで話しかけて。そこから意外な方向に会話が広がっていくこともあったので、私はその方法で友達を増やしていました(笑)。高校は体育祭や文化祭などイベントもたくさんあるので、いっぱい楽しんでほしいなと思います!
MOVIE

ただの遊びのはずだった。最初の一人が死ぬまでは―。
若者の間で密かに流行る、絶対にやってはいけない「遊び」があった。それは“学校の、誰もいない階段。その13段目—。カセットテープに日付と名前を吹き込むと、名前を吹き込まれた人は死ぬ。”というもの。軽い気持ちで実行した学生達の日常は歪み始め、やがて校内で“とある事件”が発生。事態を重く見た学校に招聘された心理カウンセラー・平瀬小春(鎮西寿々歌)は、学生のメンタルケアの為に事件を目撃した学生にカウンセリングを行うが、「遊び」を実行した一人は小春の妹・菜々美(星乃あんな)で……。不可解な出来事が起こり、一人、また一人と怪異に巻き込まれていく学生達。
「……あんなこと、するんじゃなかった……」
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公式X:https://x.com/darekasan_asobo
