仙台育英、必修科目と部活動に《ハーバード式リーダーシップ養成講座》を導入!

仙台育英、必修科目と部活動に《ハーバード式リーダーシップ養成講座》を導入!
仙台育英(※提供画像)

仙台育英学園高等学校は来年度から、新たな取り組みを始めようとしている。《ハーバード式リーダーシップ養成プログラム》の導入である。このプログラムの講師は、2019年にハーバード経営大学院を卒業し、某有名IT企業に勤める高田愛美さん。

<高田さんのプロフィール>
2012年慶應義塾大学総合政策学部卒業。大学卒業後、外資系IT企業に入社。
2017年フルブライト奨学生/神山財団5期生としてハーバード経営大学院に進学、2019年に卒業。

今回のプログラムは、ハーバード経営大学院の《ケース・メソッド》にて実施。これは、米ハーバード大をはじめとした世界トップ学術機関で実践されている授業手法である。講義はディスカッション形式で、仲間の意見を傾聴しながら、自分自身も発信していく。
このプログラムの本格導入に先駆けて、仙台育英学園高等学校では今年度から試験的にこの研修を導入している。試験導入では、1年間で10回程度の研修をZoomにて行った。対象は、仙台育英学園高等学校の運動部・文化部ならびにAJ(英進進学コースの特別選抜クラス)から選抜された生徒30名である。試験導入では、参加生徒が異なる立場や意見の狭間で葛藤する場面も見られた。しかし、生徒たちはケース・メソッドを通し、自分の視点だけでなく、他者の視点も取り入れつつ物事を考え、解決策を提案する力を確実に身につけた。また、単に同調するのではなく、自分とは異なる意見・考えを尊重しつつ自分の考えを発信することの重要性を学んだ。
来年度からの本格導入では、AJ(英進進学コースの特別選抜クラス)に在籍する生徒と学園から選抜された運動部・文化部でマネジメントを担う主将やマネージャーの生徒を対象とし、開講される予定である。このプログラムを通し、学力だけではなく社会で活躍するリーダーシップを身につけた人材を育成することが目的である。インターネットの普及により、今日では日本と世界との距離は近い。グローバルな環境でも自己発信だけではなく、他者の視点を取り入れて物事を考えるようになることが一層求められている。そのうえで、今回のプログラムが次世代を担う高校生向けに行われることは、今日的な要求に対応した教育とも言えるだろう。また、このプログラムが高校生向け必修科目として開催されることは、日本初の試みである。 世界を舞台に、このプログラムを体験した若い世代がリーダーシップを発揮して活躍する日もそう遠くはないだろう。

仙台育英、必修科目と部活動に《ハーバード式リーダーシップ養成講座》を導入!
仙台育英(※提供画像)

主任講師の高田愛美さん