VOL.28 別府溝部学園高等学校(大分県) アーチェリー部

第28回目のSpotlightは別府溝部学園高校の「アーチェリー部」です。アーチェリーは、高校入学とともに始める人が大半とも言われる競技の一つ。同じタイミングでスタートラインに立つことができるアーチェリーで、部員一丸となりインターハイ出場を目指す高校生を紹介します。
VOL.28 別府溝部学園高等学校(大分県) アーチェリー部

Activity>精神力を研ぎ澄まして行われる練習風景
VOL.28 別府溝部学園高等学校(大分県) アーチェリー部
アーチェリーって?
的に向かって矢を放ち、矢の当たったところで点数が決まるスポーツ。的から18mの距離で矢を放つインドアアーチェリーを始め、70mの距離から矢を放つものなど、種目によって矢を放つ距離や的の大きさが変わります。正確に矢を放つためには、弓の引き重量をコントロールするための筋力と、プレッシャーに打ち勝つための精神力が求められます。

VOL.28 別府溝部学園高等学校(大分県) アーチェリー部18mの距離から、直径40cmの的を狙う、“インドアアーチェリー”の練習。縦3つに並んだ“三つ目”の的に向かって矢を放ちます。横一列に並んだ部員たちから一斉に矢が放たれる様子は圧巻。
VOL.28 別府溝部学園高等学校(大分県) アーチェリー部的のすぐ近くから矢を放つこちらの練習。矢の当たる場所は関係なく、フォームの練習等で用いられ、定期的に自身のフォームの見直しが行われています。

VOL.28 別府溝部学園高等学校(大分県) アーチェリー部
Interview>>キャプテン×顧問の先生
―アーチェリー部に入ったキッカケは?

高木:高校に入学してすぐに部活見学があって、そこで目についたのがアーチェリー部でした。先輩が矢を射っている姿がかっこよくて、憧れて入部しました。
藤原:アーチェリーというのは高校から始める子がほとんどなんですよね。新入生には「ウチの学校に入ったからにはウチでしかできないスポーツをやろう」って言うんですけど。それがアーチェリー部の誘い文句だと思っています。

―高木くんはどんなキャプテン?

藤原:とにかく優しい。もちろんキャプテンにも向き不向きがあるんですけど、アーチェリーに取り組む姿勢が一番大切だと思っていて。要は何でも真剣に続けること。そういった面で見た時に高木は適任だと思います。
高木:キャプテンになった時は本当に責任重大だと思って。キャプテンとしてはとにかく事故とかを起こさないように。部活だけではなくて普段の生活から“アーチェリー部キャプテン”としての行動を心掛けています。

―アーチェリーの魅力は?

藤原:アーチェリー楽しいか?
高木:楽しいです。自己最高点を超えたらめちゃくちゃ達成感があって、その時が一番楽しいです。
藤原:アーチェリーは、個性やその時の心情がすごく出るスポーツなんです。何か考え事をしながら矢を射っているとすぐに分かるんですよ。だから「心の乱れは矢の乱れだ」と言うんですけど。そういった面では高木はウチの部活だとトップクラスで安定感がありますかね。

―部活動を通じて、生徒に学んでほしいことは?

藤原:何のために高校に入ってきたのかというのをまず考えてもらいたいですね。やっぱり高校は社会への出口でもあるので、社会に出るための準備をしてもらいたい。さらに学校生活で学べないことを部活動で学んでもらいたいです。先輩は後輩を思いやり、後輩は先輩を慕うといった良い意味での上下関係などを部活動を通じて身につけていってほしいですね。

―今後の目標は?

高木:団体戦でライバル校を倒して、みんなでインターハイに行きたいです!
藤原:アーチェリーはマイナースポーツな故、他の競技に比べたら全国への道が近いので、頑張らなきゃいけないと思います。

Report>>アーチェリー部に欠かせない3つのもの

VOL.28 別府溝部学園高等学校(大分県) アーチェリー部“ボウ”と言われるアーチェリーの弓。“リカーブボウ”と言われる、日本国内では最もポピュラーなスタイルを使用しています。
VOL.28 別府溝部学園高等学校(大分県) アーチェリー部アーチェリーの矢は消耗品。2~3ヶ月程使用した矢は使い物にならなくなります。壊れるとカーボンがめくれあがるため、“たこさん”と呼んでいるのだとか。
VOL.28 別府溝部学園高等学校(大分県) アーチェリー部インドアアーチェリーの練習に使われる、直径40cmの的。距離によって的の大きさが変わるため、この他にも80cm、122cmの的があります。

Message>>アーチェリー部員が今伝えたいこと





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