【秋田県立羽後高等学校】避難所運営ゲームHUG体験会in道の駅を実施

2018年12月26日(水)、秋田県羽後町にある「端縫いの郷 おもしぇ通り」にて、「避難所運営ゲームHUG体験会」が実施された。羽後高校からは、生徒会の10名が参加。さらに町内外から総勢24名ほどが参加し、避難所への意識を高める体験会となった。今回の体験会では、有事に対する備えの必要性を地域にPRすることも目的としている。

※避難所運営ゲームHUGとは?
災害時の避難所運営を考えるために開発されたゲームで、避難所(Hinanzyo)運営(Unei)ゲーム(Game)の頭文字を取り、“HUG”と呼ばれる。避難者の年齢や性別、国籍やそれぞれの事情が書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見立てた平面図に、どれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こるさまざまな出来事にどう対応していくかを疑似体験するゲーム。プレイヤーは、災害時要援護者への配慮をしながら部屋割りを考え、炊き出し場や仮設トイレの配置といった生活空間の確保、視察や取材対応といった出来事に対して、意見を出し合ったり話し合ったりしながら、ゲーム感覚で避難所の運営について学ぶことができる。



羽後高校の生徒会は、主催として入念に準備を行い、参加者を迎え入れる。

【秋田県立羽後高校】避難所運営ゲームHUG体験会in道の駅を実施
【秋田県立羽後高校】避難所運営ゲームHUG体験会in道の駅を実施

体験会には、羽後高校生徒会をはじめ、羽後中学校の生徒や湯沢消防署の職員、慶應義塾大学の学生などが参加。年代や職業も違う参加者同士が一つのテーブルを囲み、避難所の運営について意見を出し合った。

【秋田県立羽後高校】避難所運営ゲームHUG体験会in道の駅を実施
【秋田県立羽後高校】避難所運営ゲームHUG体験会in道の駅を実施

参加者は、「避難所運営ゲームHUG」を体験し、「素晴らしい行動。災害時に実際運営者となる地域の方々とHUGを行うのも良いと思う。(一般)」、「一回だけでなく何回もやることで想定できることへの対応力もつくかなと思う。(一般)」、「避難所のしくみや災害の対応について触れることのできるいい機会になったと思う。チームで試行錯誤しながらゲームを楽しめた。(中学生)」といった感想を持ち、災害時に対する意識を高めていった。

主催である羽後高校生徒会の生徒の一人は、体験会終了後、次のように感想を語った。

HUG運営に対する新たな課題が見えた今回の体験会。2月には秋田県冬期防災訓練でもHUGが開催される。

■秋田県立羽後高校HP
http://www.ugo-h.net/