Spotlight VOL.27 第一学院高等学校 岡山キャンパス START-UP STUDENT PROJECT

第27回目のSpotlightは通信制高校・第一学院高等学校。第一学院高等学校のキャンパスは全国に50校点在し、中でも岡山キャンパスでは、“START-UP STUDENT PROJECT”というアントレプレナー教育を展開しています。マーケティングから企画・広報活動まで、ビジネスに必要なプロセスを学ぶ高校生を紹介します。

◆第一学院高等学校(広域通信・単位制高校)
教育理念は「1/1の教育」。生徒を前向きに変える独自の「プラスサイクル指導」を教育活動のベースとし、“社会で活躍できる人づくり”に取り組んでいる。全国主要都市に50キャンパスを展開(2018年4月時点)。
TEL:0120-761-080
第一学院高等学校 公式HP☛ https://www.daiichigakuin.ed.jp/

Spotlight VOL.27 第一学院高等学校 岡山キャンパス START-UP STUDENT PROJECT

Interview①>>通信制高校・第一学院高等学校ってどんな学校?
第一学院高等学校 岡山キャンパスの杉村先生に、“第一学院高等学校”についてお聞きしました。
Q1. 通信制高校って?
一人ひとりの状況やライフスタイルに合わせて学べる学校です。週5日登校することも、好きな場所で好きな時間に学習することもでき、通学の場合は、目標や興味関心によって時間割を話し合って決めます。通信制高校の卒業ももちろん、高校卒業です。

Q2. どんな生徒が通っているの?
大きく分けて2通りあるのですが、何かしらの事情で不登校や高校中退を経験した生徒をはじめ、スポーツや芸能活動などといった、自分がやりたいことと高校生活を両立して卒業を目指す生徒など、さまざまな生徒が通っています。

Q3. 第一学院高校の特徴って?
第一学院では、“高校卒業”のためではなく“将来につながる期間”としての高校生活を大切にしています。たくさんのコースや授業、体験チャレンジ(海外留学等)を準備していますが、3年間の高校生活のなかでさまざまなことにチャレンジして、自分の可能性に気づいてもらえればいいと思っています。START-UP STUDENT PROJECTもその一つで、ビジネス活動を実体験していくなかで、自分の進路を決めるキッカケになっていればと思います。私たち教員としては、いかにその高校時代でどんなことを体験させてあげられるか、学ばせてあげられるかが大切で、その環境を整えてあげることが全てだと思っています。

Spotlight VOL.27 第一学院高等学校 岡山キャンパス START-UP STUDENT PROJECT

Interview②>>自分がやれることを精一杯やったら評価してくれる

Spotlight VOL.27 第一学院高等学校 岡山キャンパス START-UP STUDENT PROJECT
(写真左から坪井柊斗くん(2年)、梯莉子さん(3年)、久保篤史くん(2年)、奥田歩実さん(3年)、福本祐己くん(2年)

―第一学院高校に入学したキッカケは?

梯:私は高校1年生の冬に転校してきたんですけど、前にいた学校で不登校になってしまって。だけどちゃんと高校は通い切りたいなと思い、通信制の学校を探して見学に行って、キャンパスの雰囲気がとても良かったので転校を決めました。

奥田:私は普通に高校1年生の4月に入学しました。中学2年生の後半から起立性調節障害という病気になって、どんどん学校に行けなくなってしまったんです。中学3年生からは全く学校に行けなくなってしまって。でもやっぱり、家でレポートを書いて高校生を終わらせるのは嫌で、通えるタイプの通信制高校を探していた時に第一学院高校を見つけました。起立性調節障害という病気は朝が苦手だったりするのですが、時間割を自由に決められるから朝は避けたりもできるんです。だから、通いながら病気のリハビリもできるなと思い、この学校に決めました。

―第一学院高校に入学してよかったことは?

福本:やっぱり自分のペースで授業を受けられるというのが一番にあります。僕は今でも朝はやっぱり苦手なのですが、お昼に登校した時も先生が朝の授業の内容を教えてくれたりするのが、とてもいいなと思いました。こういう点は通信制高校ならではだと思います。

―START-UP STUDENT PROJECTでのやりがいは?

久保:トマトジュースを売るために、トマトジュースを活用したレシピを作ったんです。トマトジュースの販売会の時に、トマトジュースがあまり好きではないというお客さんがいて、僕が考えたトマトスープを試しに飲んでいただいたら、「すごくおいしい。1本貰っていくわ。」と言ってもらって。自分が考えたレシピをキッカケに、トマトジュースを嫌いな人がトマトジュースを買ってくれたというのが自分の自信になって、それが今でもやりがいに繋がっています。

坪井:僕はもともと裏方みたいな作業が得意なんですけど、中学生の時にやっていたフットサルで、シュートを決める人ばかりが褒められて、パスを回す人が褒められないことがすごく嫌だったんです。でもここではみんなが“裏方ありがとう”と言ってくれるので、自分がやれることを精一杯やったら評価してくれるのが嬉しくて、それがやりがいに繋がっています。

―START-UP STUDENT PROJECTを通じて学んだことは?

梯:私は、一生懸命やることのかっこよさを学びました。授業中のプレゼンとかでも、恥ずかしがって自信なさげにやると見ている方も不安になるんですよね。だけど前に出ている人は空回ってでもいいから、笑顔でハキハキ喋ると、見ている方も安心して見られるので、一生懸命ってすごいかっこいいなって思います。

Report>>START-UP STUDENT PROJECTに欠かせない3つのもの

Spotlight VOL.27 第一学院高等学校 岡山キャンパス START-UP STUDENT PROJECT生徒一人ひとりが持っている自分の名刺。ビジネスマナーの授業もあり、プロジェクト期間中には、実際に数多くの大人と名刺交換を行います。
Spotlight VOL.27 第一学院高等学校 岡山キャンパス START-UP STUDENT PROJECT生徒が身に付けるIDカードの裏には、プロジェクトにおいて守るべき9つのルールが記載されおり、プロジェクトの指針となっています。
Spotlight VOL.27 第一学院高等学校 岡山キャンパス START-UP STUDENT PROJECT「CHARITY+TEENS」から、“CHARITENNS”という高校生ブランドが起ち上げられました。販売利益は、発展途上国の教育に使われます。

第一学院高等学校 岡山キャンパスの生徒が、企画・販売するトマトジュース
Spotlight VOL.27 第一学院高等学校 岡山キャンパス START-UP STUDENT PROJECT

高校生がつくる、100%完熟トマトジュース
岡山の特産品でもあるトマトを使用したトマトジュース。10種類のミニトマト、2種類のフルーツトマト、2種類の調理用トマト、合計14種類のトマトを使用することによって、濃厚で飲みやすいトマトジュースが実現。トマトスープやムース、担々麺など、さまざまな料理にアレンジすることも可能。一つでたくさんの楽しみ方ができる一品です。

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