Spotlight VOL.22 佐野日本大学高等学校チアリーディング部

第22回目のSpotlightは佐野日本大学高等学校の「チアリーディング部」SPARKLESです。他スポーツの応援だけではなく、競技として世界大会までもが行われているチアリーディング。仲間同士の信頼関係が必要不可欠の競技を通じて、自身の成長、チームの成長を目指す高校生を紹介します。

Activity>>信頼関係を築き上げながら技術も磨く練習風景
チアリーディングって?
アメリカンフットボールや野球、サッカーなど、他のスポーツを応援することから始まった競技、チアリーディング。観客を楽しませるためにアクロバティックな技が徐々に取り入れられるようになり、現在はチアリーディング特有の技術を使って演技を構成。元気の良さや楽しさ、美しさを表現します。「いかに観客を魅了し、惹きつけることができるか」を競う“表現スポーツ”です。

団体演技であるチアリーディングでは、振りの揃い具合なども採点基準の一つ。腕の角度や動きのテンポなど、一人一人が細かい部分まで確認し、練習を重ねて完成度を上げていきます。
部活動が活発な佐野日本大学高等学校では競技の応援も欠かせません。競技応援では黄色いポンポンに持ち替え、歌を歌って踊りながら選手を盛り上げます。

Interview>>チアリーディングでは一人一人がリーダー

―チアリーディング部に入ったキッカケは?
細井:お母さんが高校生の時にチアリーディング部に入っていて、私も小学生の頃からずっとチアをやりたかったのですが、なかなか機会がなくて。佐野日大にチアリーディング部があることを知って入学を決めました。
末永:私は友達に誘われて入りました。おじいちゃんおばあちゃんが甲子園を見るのが好きで一緒に観ていて、そこに出ているチアリーディングの人たちが可愛いなと思っていたので、入ることに抵抗はなかったです。
大島:私は小さい頃からバレエをやっていて体が柔らかかったので、それを活かせる部活ということでチアリーディング部に入りました。

―チアリーディング部として心掛けていることは?
大島:チアリーディングでは一人一人がリーダーなので、普段の生活から積極的に行動をするようにしています。
細井:練習で使っているマットを学校で買っていただいたりとか、今はコーチもつけていただいていて。応援することが多い私たちですが、私たちを応援してくれている方々や、先輩方がここまで築いてくれた周りの人からの信頼があるから、今恵まれた環境で演技ができているんだということを常に忘れないようにしています。

―活動を通して学んだことは?
末永:信頼関係です。スタンツという人を上げる技は、一人でも欠けたらできないし、トップも自分を支えてくれる人を信頼できないとクレイドルやエクステンションなど高度な技ができないので、普段から部員同士の信頼関係は大事にしています。
大島:周囲の方々から、野球応援をはじめとした自分たちの努力を評価していただいているので、練習面でも日常生活でも常に周りから見られているという意識をきちんと持つようになりました。
細井:私は中学生までなんとなく過ごしてきた感じがしていて。チアリーディング部で活動してからは部長ということもあるので、周りを動かせるようになるための方法などを学べた気がします。伝えたいことを説明する時もできるだけわかりやすくということを意識するようになりました。

―チアリーディング部としての今後の目標は?
末永:“USA”というチアの大会があって、今はそれに向かって頑張っています。
細井:今はスタンツという組体操のようなパフォーマンスのレベルアップを目指していて、先輩方がやりたくてもできなかったスタンツの技をUSA大会で成功させることが目標です!
大島:もともと、先輩達を超えていきたいという話をずっとしていたので、絶対に成功できるように頑張ります!

Report>>チアリーディング部に欠かせない3つのもの

他部活の応援の際に曲の指示として挙げられるパネルを始め、チアリーディングとしてのモットーを表わすパネルが準備されています。
冬用と夏用のユニフォーム。SPARKLESのチームカラー赤と青を使用したデザインになっています。衣装に合わせてリボンも変わります。
学校で購入してもらった2枚のマットは、大会に向けた強化を目的にさらに1枚、卒業生の保護者からの寄付で1枚の、計4枚となりました。

Message>>チアリーディング部員が今伝えたいこと

目線カメラでチア体験!